発熱・咽頭痛の1週間/美容系YouTubeを見まくる/ドラマ『ウェルマニア』を見る

まんざらでもない日記

2023年5月15日

先週の日記に体調がー、と書いていたが、そのあと発熱。腰も痛い、食欲もない。何よりのどが痛い。のどティンコがチン切れるかと思うくらい痛い。扁桃にも咽頭にも白苔が。

こういうことは昔からチョイチョイあったけれど今回は強烈。やむなく病院を受診し抗生剤と消炎剤を処方してもらった。

土曜日あたりからようやく復調し、本日はのどの痛みもほとんどなくなった。もしかしたら新型コロナだったのかもしれないけれど、ま、この1週間、他人さまとの接触はないし(ほぼ寝てた。ブログはストックのレビューを更新)、あと数日で完全復活できるはず。


寝込んでいる間は映画を見る気力がなかった。が、ちょっと気分が良くなった時にひたすら見たのが美容系YouTube。

一言でいえば玉石混淆。Youtubeでなくても以前から美容に関しては「いいのか、悪いのか、どっちなんだ!?」という話題はたくさんあった。

角質ケアはその代表的なもので、スクラブ洗顔やピーリングで「定期的に古くなった角質をとったほうがいい」という主張と「角質はとらんでいい、とるもんじゃない」という主張。皮膚科医や美容の専門家の間でも両方の意見がある。もともとの肌質もいろいろだし、多くの人が”くれぐれもー”と言うように「これは私には合っている方法ですが、合わない人もいると思いますのでー」という世界なのだ。

そ、くれぐれもやり過ぎないこと。それと今回体調を崩して思った。外からできることは限られている。身体は内側からつくられるもの。食事って大事。特にタンパク質は大事!


Netflix『ウェルマニア 私のウエルネス奮戦記』

そうやって復調した土日に見たのがNetflixのドラマ『ウェルマニア 私のウェルネル奮戦記』
フードライターの女性が主人公の全8話(1話30分)のコメディ。

故郷のオーストラリアに帰省中に突然の体調不良に見舞われ、アメリカに帰国するためには健康状態を改善しなければならなくなった。それまで全く健康を顧みなかった主人公が、故郷で家族や友人たちと過ごすうちに本当に顧みなければならなかったあることに気づく、という話なんだけど、とても面白かった。

主人公は病的なほど自己中心的。暴飲暴食、薬もヤルし、運動は嫌い。そんな主人公の周りの人々も実に多様。同性愛者の弟はパートナーとの結婚を控えているがー。アジア系の親友は夫とのセックスレスに悩みー。母は長年働き続けた仕事をやめることになりー。

これを「今どきのポリコレに配慮した作りねー」と見ることもできるが、たとえそうだとしてもこのドラマの多様性が安直に「=幸せな社会」に結びつかないのがいい。

家族はこうあるべき、女性は、男性はこうあるべき、恋愛はー、仕事はー、といったそれまでの規範が揺らいでいく社会の中で「自分らしく」生きていくということは決して楽なことではないと思えてくる。多様性を受け入れようとすれば大なり小なり自分のウソやごまかし、わだかまりと向き合う痛みを伴うのだ。

家制度とか宗教とか保守的な社会規範に縛られて生きていくことって傍から見るととても苦しそうだけれど、当人たちにとっては自分のウソに気づかないでいられるぬるま湯なのかもしれない。

ドラマのほうは微妙なラスト。シーズン2以降もあるのか?

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