映画『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』(2017年)のザックリとしたあらすじと見どころ

コメディ

映画タイトル:ウォー・マシーン:戦争は話術だ!

原題:War Machine

製作年:2017年 アメリカ

監督:デヴィッド・ミショッド

映画『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』は、

実在の陸軍大将をモデルにアフガン駐留中のアメリカ軍の裏側を描く風刺コメディです。
意気揚々と現地に乗り込むマクマホン将軍。しかし、待ち受けるのはやる気のない現地の軍隊や内情を暴こうとするマスコミたち。やり過ぎのブラピが演じる理想マンにツッコミ必至の1本です。

キャスト

・ブラッド・ピット(グレン・マクマホン)
アフガニスタン駐留軍の新任司令官

・アンソニー・マイケル・ホール(グレッグ・パルバー)
マクマホンの部下

・スクート・マクネイリー(ショーン・カレン)
マクレーンら密着取材するジャーナリスト

・ウィル・ポールター(リッキー・オルテガ)
海兵隊員

・ティルダ・スウィントン
ドイツの政治家

・ベン・キングズレー(ハーミド・カルザイ)
アフガニスタン大統領

映画『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

Netflix

2009年、アフガニスタン駐留軍に赴任する司令官マクマホンは、輝かしい実績を誇るデキる男。赴任後も毎朝のランニングを欠かさず、気心の知れた部下とともに意気揚々と任務を開始します。

ある日アフガニスタン、カルザイ大統領の元を表敬したマクマホン。が、大統領は国の状況にはまったく無関心。その後国内を視察して回ったマクマホンは、やる気のない軍隊の姿や民間人を巻き込んだ反乱者たちの戦況を目の当たりにし、このままではいけないと躍起になります。しかし、アメリカ国内からも「なにもするな」という指示。

軍の増員を望むマクマホンは訪欧中のオバマ大統領に会うためにパリに向かいます。そしてパリでローリング・ストーン誌の記者に密着取材を申し込まれ行動を共にすることに。

道中、飲酒して大騒ぎする部下たち。さらにマクマホンが登壇した講演会でドイツ人の政治家に「野心のための戦闘では? 」 とつっこまれー。

アフガニスタンに戻り前線の制圧に乗りだすマクマホンですがー。


なんといってもブラピの姿にビックリです。片眉を吊り上げた表情、声も口調も変え、筋骨隆々に仕上げた身体で独特のフォームでランニング。その役作りが正直じゃまで、なかなかストーリに入り込むことができません。

ま、それほど複雑な戦況を描いているわけでもなく、2021年にアメリカ軍が撤退し、その後のアフガニスタンの状況を鑑みるとなるほどなと思える事情も垣間見えてー、というストーリーです。

かなりデフォルメされているもののマクマホン将軍には実在のモデル(スタンリー・マクリスタル)がいます。自身の成功体験から理想を描き出し、そこから逃れることのできない人間。マクマホンもそうであるように決して暴君でもなく自分を律することも怠らない、立派な人なんでしょう。が、いかんせん思いこみが過ぎる。不運なことに周りはイエスマンばかり。いますよね、どこの世界にもそんな人。

で、この理想マンに向けられるさまざまな「それ、おかしくない?」がこの映画の見どころではないでしょうか。

マクマホンの理想論に「市民に銃を向けて”自分たちは味方だ”って言っても……」と困惑する若い海兵隊員(全然わかってなさそうなウィル・ポールターがイイ)たち。しれっと取材して露骨に醜態を暴くジャーナリスト(イチ押し!スク―ト・マクネイリー)。講演会でキッツイ一言をお見舞いするドイツ人政治家(出番は少なくともさすがの存在感のティルダ・スウィントン)。自国のことなのに無関心というカルザイ大統領(こちらもクセ強のベン・キングスレー)もかなりキッツイ。

「軍」という組織も、もはや武力や精神力だけではどうにもならないという皮肉たっぷりの映画『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』はNetflixで配信中です。

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