映画『イエロー・ハンカチーフ』(2008年)のザックリとしたあらすじと見どころ

ヒューマンドラマ

映画タイトル:イエロー・ハンカチーフ

原題:The Yellow Handkerchief

製作年:2008年 アメリカ

監督:ウダヤン・プラサッド

映画『イエロー・ハンカチーフ』は、

刑期を終えて出所した男が偶然知り合う若い男女とともに別れた妻に会いに行くロードムービーです。
山田洋二監督の日本映画『幸福の黄色いハンカチ』をハリウッドでリメイクしたもの。桃井かおりもカメオ出演しています。

キャスト

・ウィリアム・ハート(ブレッド)
刑務所を出所した男

・マリア・ベロ(メイ)
ブレッドの元妻

・クリステン・スチュワート(マーティーン)
失恋した少女

・エディ・レッドメイン(ゴーディ)
先住民に育てられた青年

・桃井かおり
モーテルの女主人

映画『イエロー・ハンカチーフ』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

SamuelGoldwyn/Photofest/ゲッティイメージズ

刑期を終えて出所したブレッド。迎えに来る家族もなく、ふと立ち寄った軽食屋で風変わりな青年ゴードンと、ゴードンにナンパされている少女マーティーンと出会います。

成り行きでゴードンの車で移動することになる3人。やがてブレッドの過去を明かされたゴードンとマーティーンは、ためらうブレッドを連れて元妻のもとに向かいます。

ブレッドが出所後に投函した妻あての手紙には、「もし待っていてくれてるのなら、船に黄色い帆を張っていてほしい」とー。


評)「この奥さん、待ってないよね」と思わせるアメリカンなリメイク

あの有名な日本映画のリメイクとあっては、どうしても比べてしまうもの。
武田鉄矢をエディ・レッドメインがー、という時点でまったく別物と覚悟しなければならないのに、どうしてもそれができない。という苦しみはさておき、基本的には非常に細かいところまで日本版を忠実にリメイクしている本作です。

出所後の久々のビール、腹を下す青年、駐車場でのいざこざから続く無免許運転での逮捕と温情のある警官(日本版では渥美清・演 )など、日本版の名シーンが再現されていて嬉しくなります。

が、主人公とその妻のキャラがアメリカンすぎる。アメリカ南部のからりとした風景も夕張の炭鉱とはぜんぜん違う、違い過ぎる。ブレッドは健さん演じる有さんと違ってガチのワル。その妻メイは自分で船の運転もデキちゃう勝気で自立した女。回想シーンの2人のラブはなかなか濃厚で、健さんと千恵子さんがうらびれたスーパーのレジで「アンタ、奥さんですか」とやりとりしたのとは大違い。普通に考えたら「この奥さん、待ってないよね」ですから。

が、ま、ネタバレになりますが、この映画は結末も日本版と同じ。黄色いハンカチが掲げられているんですよ(なんで帆じゃなくてハンカチなのかは映画でご確認ください)。待ってなさそうな妻が待っていた、しかも結構アツアツで生々しい再会がー。

本作で15歳にしては随分大人びた少女を演じたクリスティン・スチュワート 。日本版では桃井かおりが演じた(もうちょっと大人の設定で)役ですが、その桃井さんがこのハリウッド版にも登場します。
せっかくだからクリスティンにはクライマックスの黄色いハンカチを見つけるシーンくらいは、桃井かおり風のセリフ回しを期待しましたが、もちろんそんなこともなくー。

是非、日本版も併せてお楽しみください。

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