映画『ザ・レポート』(2019年)のザックリとしたあらすじと見どころ

サスペンス/ミステリー

映画タイトル:ザ・レポート

原題:The Report

製作年:2019年 アメリカ

監督:スコット・Z・バーンズ

映画『ザ・レポート』は、

9.11後、容疑者に対するCIAの尋問の実態を描くサスペンス映画です。拷問まがいの尋問の有効性を主張する科学者と事実を隠ぺいするCIA。上院調査員ダニエル・J・ジョーンズの実話をもとにしたAmazonオリジナル作品です。

キャスト

・アダム・ドライバー(ダン・ジョーンズ)
上院調査スタッフ

・アネット・ベニング (ダイアン・ファインスタイン)
民主党上院議員 ダンの上司

・ジョン・ハム (デニス・マクドノー)

大統領首席補佐官

・ジェニファー・モリソン(キャロライン・クラス)
司法長官代理、大統領法律顧問

・ティム・ブレイク・ネルソン (レイモンド・ネイサン)

医師助手として尋問に関与 ダンに重要情報を密告する

映画『ザ・レポート』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

Amazon Prime Video

9.11後、CIAの勾留と尋問の実態を調査するチームのリーダーに任命された米上院調査員のダン・ジョーンズ。600万ページを超える文書を調査する中、当時医療助手として尋問に関与したレイモンド・ネイサンが重要情報を提供してきます。明らかになる非人道的な尋問と、これを指揮した2人の博士の存在。そして担当大臣らがその事実を隠ぺいしていた事実をつかみます。

が、ジョーンズらの膨大な調査報告書はCIAによる妨害で公開が難しくなり、チームのメンバーの一部は辞職。ジョーンズはある新聞記者にリークという形で報告書を公開することを持ちかけられますがー。

評)実話同様あえて正攻法な手法で描く現代アメリカの闇

実話をもとにしているだけに、尋問(というか拷問)シーンのキツさが堪えます。心理学博士が作る尋問のプログラム「EIT」に科学的な根拠はなく、サイコ的な趣向すら感じさせます。

拷問の事実を隠蔽し続ける権力に対し孤軍奮闘するジョーンズ。上院の調査員という立場なのでジャーナリストのように際どい手を使うことも難しい、というか、そんなことは思いつきもしないようなクソ真面目なジョーンズはあくまでも正攻法にこだわります。映画自体も正攻法で悪く言えば地味ですが、そこがこの映画の良さでもあるのでしょう。

隠ぺいするCIAを「悪」と描きながらも、そこには9.11後のアメリカがテロやアラブ社会に抱いた脅威が大きく横たわっています。終盤、ジョーンズの上司ファインスタイン上院議員が、「こういうレポートが作られるだけでなく、公表できる国でありたい」と述べるシーンに、この映画の言わんとするところが凝縮されているのだと思います。

真面目な調査員を演じるのはアダム・ドライバー。近作は話題作揃いでとにかく好調。そのアダム・ドライバーの魅力が牽引する映画『ザ・レポート』は、Amazon Prime Videoで配信中です。ぜひ。

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