映画『ビッグ・リボウスキ』(1998年)のザックリとしたあらすじと見どころ

ビッグ・リボウスキコメディ

映画タイトル:ビッグ・リボウスキ

原題:The Big Lebowski

製作年:1998年 アメリカ

監督:ジョエル・コーエン イーサン・コーエン

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◆映画『ビッグ・リボウスキ』は、

同姓同名の大富豪と間違えられ、災難に巻き込まれる中年男の物語です。

コーエン兄弟によるレイモンド・チャンドラーへのオマージュとなる作品で、「コーエン組」と呼ばれる個性的な役者を配した、今なおカルト的人気を誇る映画です。

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◆キャスト

・ジェフ・ブリッジス(ジェフ・リボウスキ/デュード)
同姓同名の大富豪に間違えられる男。無職、独身、ヤク中、趣味はボウリング

・ジョン・グッドマン(ウォルター・ソブチャック)
デュードの友人 ボウリング仲間 ベトナム帰還兵

・スティーヴ・ブシェミ(ドニー)
デュードの友人 同じくボウリング仲間 いつもウォルターをイラつかせている

・ジュリアン・ムーア(モード・リボウスキ)
大富豪リボウスキの前妻との間の娘 前衛芸術家

・フィリップ・シーモア・ホフマン(ブラント)
大富豪リボウスキの秘書

・ジョン・タトゥーロ(ジーザス・クィンタナ)
デュードたちのボウリングのライバル

◆映画『ビッグ・リボウスキ』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)
ビッグ・リボウスキ

1990年代のロス。無職で薬中のジェフ(デュード)は、同姓同名の大富豪に間違われ自宅を襲撃されます。

大富豪ジェフ・リボウスキの若妻が多額の借金をしており、その回収をもくろむ襲撃犯たちは、グダグダのデュードの様子に「これが大富豪か?」と思いつつ住居の敷物にションベンをかけ撤収。
これに腹を立てたデュードは、本物のリボウスキに賠償金を求めるため豪邸を訪れます。相手にされないデュードですが、秘書ブラントをごまかし1枚の敷物を持ち帰ります。

数日後、今度はリボウスキから呼び出されるデュード。若妻が誘拐され、その身代金100万ドルの受け渡し役を引き受けてほしいと頼まれます。報酬の2万ドル欲しさにこれを引き受けるデュードですが、この誘拐には裏があり事態は次々と思わぬ方向へー。

ウォルターの作戦による身代金の受け渡しは失敗。100万ドルも車ごと盗まれてしまいます。(家に帰ると、あの敷物も盗まれています)リボウスキに責め立てられながら、若妻の行方を追うデュード。
そこに現われた、「若妻はもともと金目当てで誘拐ではない、100万ドルも父娘で共同運営する財団のもの」と主張する娘モード。

デュードは、誘拐犯や謎の車など、複数の関係者から追い込まれ、ボウリング大会も近いー。


仕事にもつかず、家族もおらず、葉っぱを吸い、酒(ホワイトロシアン)を飲み、仲間とボウリングばかりしているジェフは、自分自身を「デュード(野郎)」と名乗り、この生き方に何の疑問も持つことなく生きています。いつからこんな生き方をしているのかはわかりませんが、降りかかる災難を回避しようとするわけでもなく、厄介な友人にイラつきながらも付き合いをやめる気などありません。

そうやってすべてを受け入れて生きていく男がデュードなのです。

この映画の魅力はデュードそのものにあります。「抗うこと」もしなければ「我慢」や「あきらめ」もしない。こんなふうに生きていくことなんてできないけど、少しだけ憧れてしまう存在なのです。

そんなデュードをめちゃくちゃナチュラルに演じるジェフ・ブリッジス。セリフはすべてコーエン兄弟の脚本に忠実に演じたといいます。ウザすぎる友人ウォルターのジョン・グッドマン、小物感満載のドニーのスティーヴ・ブシェーミ、ジーザスを怪演したジョン・タトゥーロなど、コーエン兄弟作品には欠かせない役者たち、いちいち面白いセリフ、スパイスの効いた細かい設定、全体の語り部となるザ・ストレンシャー(サム・エリオット)の謎感など、何度も見たくなるクセのある1本です。

で、なんといってもこのセリフ。

「忘れてしまいな。仕方ない、 人生は続くんだ」

最強かよっ!

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