映画『アジャストメント』(2011年)のザックリとしたあらすじと見どころ

映画『アジャストメント』(2011年)のザックリとしたあらすじと見どころ

映画タイトル:アジャストメント

原題:THE ADJUSTMENT BUREAU

製作年:2011年 アメリカ

監督:ジョージ・ノルフィ

◆映画『アジャストメント』は、

将来が「運命の書」に書かれた通りになるよう「運命調整局(アジャストメント・ビューロー)」に操作される男女を描いた、SF(原作はフィリップ・K・ディックの短編小説『調整班』)あり、サスペンスあり、のラブストーリーです。

 

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◆キャスト

・マット・デイモン(デヴィッド)
NYの下町育ちから議員になった男性。運命の書によると将来は大統領候補?

エミリー・ブラント(エリース)
デヴィッドと運命的な出会いを果たす女性

・アンソニー・マッキー(ハリー)
運命調整局員 デヴィッドの運命を調整しそこなったことから、事態がー。

・テレンス・スタンプ(トンプソン)
運命調整局員 デヴィッドの上司

 

◆映画『アジャストメント』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

-UniversalPictures/Photofest/ゲッティイメージズ

将来の嘱望されながら自らの不祥事によって上院議員選で劣勢に立たされた、若き政治家デヴィッド。

トイレで敗北宣言の練習をしているときに、美しい女性と出会います。

お仕着せのスピーチではなく自分の言葉で話すことをその女性に後押しされたデヴィッドは、落選したものの人気は維持。ベンチャーキャピタルの役員に就任し、再選を目指します。

 

そんなある日、バスであの美女と再会。彼女の名はエリース。
電話番号を書いた名刺を受け取り、連絡を約束するデヴィッドですが、彼の背後で謎の男たちが動いておりー。

 

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謎の男たちの正体は「運命調整局員」で、未来が「運命の書」に書かれたとおりになるよう、こまごまと調整して回っている一団なんですね。

 

で、謎の集団っぽく登場しながら、割と早めにネタバレしてくれるので、このストーリーが「運命の書」VS「デヴィッドの意思」で進んでいくということがわかります。

SFが苦手な私にもわかる、わかりやすさです。

 

「運命の書」によると、デヴィッドは将来アメリカ大統領になるらしく、エリースもバレリーナとして成功をおさめるらしい。

が、この二人が結ばれるとその将来は破綻するというのです。

 

さあ、どうするでデヴィッド、どうするマット・デイモン!

 

――――――

 

マットはいつものマットです。

オッサン具合がよろしくなった時期(当時40歳)で、”将来を嘱望された政治家”という役どころがピッタリ。

 

ヒロインのエミリー・ブラントのバレリーナ(というか、コンテンポラリーダンサーです)っぷりもなかなかリアルですが、この映画のためにバレエの特訓をしたというから驚きです。

 

そして、なんといってもカッコイイのは、アンソニー・マッキー

他人の運命を操作する仕事に疑問を抱く調整員ハリーです。

 

調整員のみなさんはあくまでも職務に忠実で、終いには「上司がー」とか「議長がー」とか言い出したりして妙に人間っぽい。っていうか、人間ですか? このへんのSF設定が苦手でー。

 

で、そのハリーが、「仕事では感情的にならないようにしているが、自分にも感情はある」ってなことをクールに言うんですよ。かっこいいったらありゃしない。

 

ハリー、いやアンソニー、私の人生は「運命の書」通りに進んでおりますでしょうか?
どこかで調整し忘れて、あらぬ方向に進んでいるような気がするのですが?

 

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原作の作者フィリップ・K・ディックは、多くの作品が映画化されているSF作家です。

代表的な作品、はい、ドン!

『ブレードランナー』(1982年) 原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
『トータルリコール』(1990年) 原作『追憶売ります』
『マイノリティ・リポート』(2002年) 原作『マイノリティ・リポート』

 

どうです!

この3作に比べるとB級感が否めませんが、それもまた見どころのひとつということでー。

 

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