映画『タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑』(2009年)の ザックリとしたあらすじと見どころ

映画『タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑』(2009年)の ザックリとしたあらすじと見どころ

映画タイトル:タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑

原題:TANNER HALL

製作年:2009年 アメリカ

監督:フランチェスカ・グレゴリー二

◆映画『タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑』は、

10代後半の少女たちの友情と恋を描いたガールズムービー。
人気女優となったルーニー・マーラとブリー・ラーソンがブレイクする前の映画です。
10代後半ならではのイタさやモロさを思い出させる作品です。

 

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◆キャスト

・ルーニー・マーラ(フェルナンダ)
全寮制学校の女子寮で暮らす少女

・ブリー・ラーソン(ケイト)
フェルナンダの友だち セクシーな魅力で教師を誘惑する

・ジョージア・キング(ヴィクトリア)
フェルナンダの幼なじみ 新たに入寮してくる

・エイミー・ファーガソン(ルーカスタ)
フェルナンダの友人 4人の中で最も大人しい

◆映画『タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

-(C)2009, BY Two Prong Lesson, LLC

(*写真向かって左からケイト、フェルナンダ、ルーカスタ、ヴィクトリア)

 

全寮制学校の女子寮で休暇を終えて再開した3人グループ(フェルナンダ、ケイト、ルーカスタ)。そこにフェルナンダの幼なじみであるヴィクトリアが入寮してきます。

フェルナンダは昔からヴィクトリアのことが苦手ですが、成り行きで一緒に行動することにー。

4人は全寮制の窮屈な生活の中で恋バナで盛り上がったり、男性教師を誘惑してみたり(セクシー担当ケイト)、それなりに女子高ライフを楽しんでいました。

 

そんなある日、ヴィクトリアが禁じられている夜間外出を計画。
唯一の男子生徒である校長の息子から鍵を借りるから大丈夫と、ヴィクトリアはためらう3人をけしかけ外出を決行します。

が、この夜遊びがバレ大目玉をくらうこととなり、4人はー。

 

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10代後半といえば、いろんな気持ちが悶々としている時期。
誰かに恋するとか、好きと言うわけではないけどちょっとそういうことをしてみたいとか、友だちうちで「特別」と思われたいとか、親から離れたいとかー。

そんな背景がキッチリ盛り込まれた映画です。

 

窮屈だけどそれなりに楽しかった生活を引っ掻き回してしまうヴィクトリア。

可愛いルーニー・マーラも小悪魔的なブリー・ラーソンもいいけれど、結局この映画の見どころは、ヴィクトリアが体現している10代後半特有のイタさとモロさではないかと思いました。

「あんな子いたよな」とか「自分にもちょっとあったな」とか(ちょっとですよ)思いながら、あの時期特有のモヤモヤとした気持ちがよみがえってきます。

 

10代後半って、大人や体制への反抗心とか子供っぽい残酷さを残しながらも、自分が変わっていくことをジワジワ感じていく年頃。

内面はかなりドロドロなんですよ。

なので、その思い出はこの映画のように「囲われた世界」を作り「美しい映像」で包み込む。

そうすることで思い出としてのバランスがとれるわけでしょうな、なんてことを思う映画です。

 

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ルーニー・マーラはこの後『ドラゴン・タトゥーの女』(2011年)でブレイクし、ブリー・ラーソンは『ルーム』(2015年)でオスカー女優に。

二人はその魅力がこの映画の時点ですでに完成しています。

一方、大人しくてセクシャリティに悩みを抱えたルーカスタ演じたエイミー・ファーガソンは、すっかり(フツーの)キレイな女優さんになっていて、この映画で見せた中性的ではにかむようなクシュっとした表情が見えない、というかこれといった出演作がない。

映画的なオイシイところを持って行ったはずのジョージア・キングも映画ではご無沙汰で、近景はリース・ウィザースプーンと見分けがつかないっ!

 

この二人のことを思うと、10代後半の限定感がなおさら愛おしくなりますわ。

10代後半のイタさとモロさをぜひ!

 

 

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