サブスクで、プロのコラムを読みまくる!

本と読書
*本記事のリンクには広告が含まれています。

「サブスク」とは、サブスクリプションサービスの意味で、定額料金で様々なサービスが受けられること。

なにやら「新しい感」を漂わせていますが、昔からあるサービスといえばそうですよね、例えばNHKとか新聞とか。けれどもサブスクはやっぱり違う。新しい感を漂わせるだけのことはある!定額で受けられるサービスの量が違う!NHKとか新聞とは違う!

サブスクの代表「動画配信サービス」についてはこちらを参考にしていただくとして、

今回は雑誌です。雑誌をサブスクで読むメリットとデメリットをご紹-、

違うっ!

そんな量産型の記事は書きたくないんじゃ! そのために「読むもの」をいろいろ漁っておったら、思わぬ「これはいい!」にたどり着いたんじゃ!

という話、です。

サブスクで雑誌をお試しする

1年ほど前、わが家から最も近くにある書店が潰れました。

DVDや漫画のレンタルもあるそこそこ大きな書店だったけれど、なんせやる気がなかった。
年間予約している本を取りに行っても、毎度毎度「は?」といったご様子で、ある時はさんざん待たされたあげく売り場に出している本を渡された。

閉店すると聞いたときは、そりゃ残念には思ったけれども、それ以上に「でしょうね」と。

が、こんなやる気のない本屋でもないと困る。読みたい単行本や文庫本はネットで買うとしても、雑誌はどうするか。毎月毎月たまっていくし、これを機に雑誌を買って読むのはやめようかな、今どき本屋で雑誌を買うのってジジババだけじゃんー、とセミジジババの私は思ったわけです。

しかし! そうよ、今こそジジババとの違いを見せつけてやる(誰に!?)ときじゃん!

ということで、「雑誌読み放題サービス」を試してみることになったのです。

いくつかあるなかから私が選んだのは『楽天マガジン』です。

(*1200誌以上/月額418円(税込み)で読み放題   2023年4月現在 別冊・ムック含む)

サブスクなら「あの雑誌」が読める! に気づく

かくして『楽天マガジン』のユーザーとなり、「雑誌? あ、サブスクで読んでますけど」って感じを醸し出しつつオシャレにiPadで雑誌を読む生活が始ったのです。

毎月読んでいた映画雑誌だけでなく、ここ2、3年は買っていなかったファッション誌も読む。だって定額制だもん。読み放題だもん。

が、そうこうしているうちに世の中は新型コロナに見舞われ外出も控えることに。「サブスクで雑誌が読めてよかったね」と、いつも以上にファッション誌を読んでいたのだけれど、ふと「こんなに読んだところで、こんな服買う?こんな生活する?」というコロナとはまったく関係のない根本的問題に気づいてしまった。

必要のない情報が読めてもしょうがないか、と、ファッショナブルサブスクライフの灯が消えようとしたー、が、そのとき!

そうか、『サンデー毎日』が読めるではないか、と思ったのです。

ま、なんで「サンデー毎日」なのかを説明すると長くなるので、ザックリ要約します。

毎年年末に買っている中野翠氏のコラム集、これはサンデー毎日に掲載されているもの。

が、中野氏のコラムだけの目的でサンデー毎日を買う気にはなれない(一度たりとも買ったことはないっす)。けれども今はサブスクで読める。定額制だもん。読み放題だもん。

で、さっそく最新号を読んだ。

単行本では半年か1年遅れになるコラムを今読むことができるー、そんな当たり前のことに感動したついでに、ほかのページもパラパラと、いや紙じゃないので画面を指でシャッシャッと(なんていうのか知らん)しながらサンデー毎日を読んだわけです。

メインの記事ほか、全体のオジサン感は予想通り。けれどもいろんな人がコラムを書いていて、それがオモシロイ。1500~3000文字にまとめられたコラムは視点も文章もまとめ方もそれぞれで、これは「書きもの」の勉強になる。そうだ、ほかの週刊誌のコラムも読んでみよう、となったのです。

だってサブスクだもん。定額制だもん。読み放題だもん。

サブスクでプロのコラムを読みまくる!

『楽天マガジン』で読み放題の週刊誌には、どんなコラムがあるかザックリ調査しました。

オジサン系週刊誌の中でも、いかにもオッサンな雑誌は除外し、あくまでも私の好みで選んだおすすめのコラムです。(2020年7月現在)

『サンデー毎日』のおすすめコラム

・中野翠『徒然雑記帳』
私が勝手に師と崇める中野翠氏による映画や本、時事ネタなどの話題からなるコラム

・青木理『抵抗の拠点から』
フリージャーナリスト青木理氏のカウンター・ジャーナリズム 硬派な視点

『週刊文春』のおすすめコラム

・林真理子 『夜ふけのなわとび』
作家、林真理子氏のエッセイは、1980年代から慣れ親しんだもの

・宮藤官九郎 『いま なんつった?』
人気脚本家クドカンの、ほどよくユルいコラム

・みうらじゅん 『人生エロエロ』
すべて、みうらじゅんの世界です 武田双雲氏の題字は美筆の”エロエロ”

・町山智浩 『言霊USA』
おなじみ映画評論家でUSAウォッチャー町山氏のコラム

・能町みね子 『言葉尻とらえ隊』
能町氏が妙に引っかる言葉の違和感を解明するコラム

『週刊新潮』のおすすめコラム

・五木寛之 『生き抜くヒント!』
小説家、五木寛之氏(御年89歳)の”大人ありがたい”エッセイ これぞエッセイ

・中川淳一郎 『この連載はミスリードです』
私が好きなネットニュース編集者中川氏のコラム 切れ味ヨシ

・古市憲寿 『誰の味方でもありません』
社会学者古市氏のコラム TVよりも穏やか?

・壇蜜 『だんだん蜜味』
食べ物をテーマにしたエッセイ 本人のイラストもかわいい

・坂上忍 『スジ論』
こちらもTVよりは穏やかです


週刊誌なんてウソばっかり、ゴシップばかりで品がない(そこまで言わんでも……)と思いますが、サブスクでコラムだけ拾い読みするのはいいかも。

今回はオジサン系週刊誌を調査してみましたが、普段手に取ることのない大奥様雑誌(『婦人画報』とか『家庭画報』とか『婦人公論』とか)にどんなコラム、エッセイがあるのかも気になります。

そして、雑誌といえば、封切映画や新刊本の紹介のページも必読なので、いずれこの調査もー。

情報はすべて2023年7月20日現在のものです。最新の情報は各HPでご確認ください。

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