逆セクハラ!? 女は歳をとると、男に触るようになるのか?

逆セクハラ!? 女は歳をとると、男に触るようになるのか?

ホラー映画を見るときに「キャッ」とか言って男にしがみつく女ってどうよ? という話を読んで、あることを思い出した。

 

あ、その「あること」の話の前に、「キャッ」とか言っちゃう女のについての考察は、こちらのブログ『ホラー映画鑑賞時の安易な「キャッ」についての考察 ― ポップに心を削られて』をどうぞ。

かなりおすすめです。

 

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草食系が残したメッセージ

以前働いていた職場でのこと。

30代前半の草食系男性事務職員Aとエレベーターで乗り合わせ、そこに途中の階からひとりの職員Bさんが乗り込んできた。

Bさんは女性。当時30代後半の私の観測では60歳は越えていたと思う。

が、Bさんは肌の色つやも良く、豊満なボディと、溌溂とした動きをほこっていた。

 

「あら~っAさん久しぶりじゃないっ、もう」

Bさんは草食系事務職員Aに気づくや否や、豊満なボディを揺らしながらと溌溂とした動きで近づいてきた。

 

Bさんは、あっという間に草食系をコーナーに追い込み、腕にしがみつき、顔をスリスリしながら、背後にいる私に振り返ってこう言った。

 

「アタシ、Aさん大好きなのっ、ファンなのよ」「ねー!」

「ねー!」は草食系に向けた確認というか、念押しというか、強要の一言だったが、草食系は微妙な笑顔を浮かべていた。

目的の階に到着した肉食獣Bさんが降りていき、エレベーター内は再び静寂を取り戻した。

 

が、めっちゃ微妙な空気であった。

「いつもあーなんですよ」と、苦笑いする草食系。

これに何と答えればいいのかわからずにいる私に、草食系は驚きの一言を放った。

 

 

「女の人って歳をとると、ああいうことしますよね」

 

 

ん?そうなの?いやいや、それはないでしょ。

草食系はいつもこのような危険にさらされているのか?

自分が弱いのではなく不可抗力とでも言いたいのか?

オバサンはやたらとボディタッチするという印象はあるけど、しないオバサンだっているでしょ。

もしかして私も歳をとったら、男性にタッチするようになるのかしら。

それは無意識に? 意図的に? 何歳ころから?

 

どうなんスか?!

 

と、思ったあの日から数年が経った。

 

「『中年女性』ではあっても『おばさん』ではない!」をスローガンに、私は中年女性のイメージアップ活動を地道に行う活動家になった。いや、活動家にはなっていない。

 

が、あの日から続く謎ー、

 

「女は歳をとると、男に触るようになるのか」

 

私にはいまだその兆候が現れないので、そろそろ結論を出しておこうと思う。

 

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女は歳をとると、男に触るようになるのか

結論からいうと、「NO」である。

 

「若いころは気軽に男性に触ることができなかった女性でも、歳をとると触るようになる」という説は、「女は歳をとると恥じらいがなくなる」ということから導き出されている。

たしかに10代20代の頃ほど男性への「ときめき」は感じなくなった。

たとえイケメンを見ても、ナイスガイに微笑みかけられても、セクシーガイにお姫さま抱っこをされようともー。

 

異性へのときめきの減少に反して備わってきたのは「他者との適切な距離の取り方」である。

物理的な距離だけではなく、心理的な距離の取り方が洗練されてきたのだ。

 

つまり、歳をとっても馴れ馴れしく男性に触らないのは、恥じらいがあるからではなく、大人の常識、マナーがあるから、じゃないのだろうか。

 

「キャッ」な女は肉食化待ったなし!

では、あの肉食獣Bさんはどうだったのだろう。

 

Bさんのあの距離の詰め方は、大人の常識やマナー的にはありえないものだ。

人目を気にすることなく自分の気持ちや欲をぶつけることができるのは、他人との「適切な距離感」という観念が育まれなかった結果であろう。

むしろBさんは異性へのときめきが減少せず独自の進化を遂げて、肉食獣になってしまったのではないだろうか。

 

冒頭に紹介したブログの「キャッ」な女もまた、距離感がわかっていない女である。

ときめきやときめき以上の期待感とか可愛いと思われたいとかー、まとめというと「下心」、その下心をどうにかしないと、将来は肉食獣化して男に触る系のオバサンになってしまうでしょう。

 

気を付けなはれや!

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