ちょっと珍しい人たち/犯行グループの食欲/本のカバーに宿る思い

まんざらでもない日記

2020年9月17日

 

菅内閣の顔ぶれが出揃った、なんて書き出しで「ちょっと政治語ってみますけど」という雰囲気を出してみようかと思ったけれど、ま、出らんわな。ないものは出らん!

「似たような顔ぶれで」と言うが関の山で、平均年齢が高いとか、女性が少ないとかいう世間のご意見にも「確かに」としか言いようがない。

 

安倍前首相の辞任発表直後、まだ菅さんは出馬しないと思われていた頃、とあるTV番組で若いタレントが「でも、総理になりたい人っているんですかね、なんか大変そうじゃないですか」と発言した。

「ん?何言ってんの、この子は‥‥‥」という空気がスタジオに流れたが、「いや、政治家を志す人は、みんな総理になりたいと思っているんですよ」と誰かが返し、話は流れていった。

 

「総理になりたいか」

この若いタレントの言葉は、あながち的外れでもないんじゃないかな、と思った。

組織の中でわざわざ重責を担いたくない、なんなら組織にすら属したくない。そう思う人が増えている世の中で、「国のトップに立ちたい」と考える人は珍しい人なんじゃないだろうか。

年齢や性別は関係なく、内閣とは、そんな「ちょっと珍しい人」の集まりなんじゃないだろうか。

そのちょっと珍しい人たちが「なにをするのか、しようとしているのか」を一般庶民としてはしっかりと見届けたい。

 

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何をするかわからんといえば、うちの猫たち。

先日の本棚の片づけで、悪事の限りを尽くしたかと思っていたら、ぜんぜん尽くし足りなかったようで、今朝もひと騒動あった。収納庫の扉を開け、買ってきたばかりの猫のごはん(カリカリ)の徳用大袋を破って食い散らかしていた。

3日経っても本棚の片づけの疲労が回復しない私が、寝酒もほどほどに泥のように眠っている最中の犯行であった。

犯人グループは犯行を隠蔽しようとしているのか、何食わぬ顔で通常通りに「朝ごはん」を要求。「腹いっぱいじゃろ!食えるもんなら食ってみい!」と朝ごはんを差し出したところ、見事にペロリと平らげた。おそるべし。ああ、おそるべし。

 

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あ、そうそう。こんなニュースが話題に。

2021年の3月に、消費税を含めた総額表示の義務免除の期限が切れる。
これまで「本体価格+消費税」の表示でもOKだったのが、総額で表示しなければならなくなるのだ。これは出版物にも適応されることになり、新たに出版されるものはカバーや本体に総額を表示することになる。

が、書籍は長く流通するもので、途中で消費税率が変わると金額が変わってしまう。
そのたびにカバーを作りかえるというのは、出版社にとっては大きな出費となり、これがもとで絶版せざるを得ない本が出てくることや、小さな出版社の存命が危ぶまれている。

 

ちょうど「本の装丁」を題材にしたTV番組やドキュメンタリー映画を見たばかり。
作家や装丁家をはじめ、本を作る人がどれほど苦心して本を作り上げているかを知って、ますます「紙」の本が好きになった。

「カバーなんてすぐに作り変えられるでしょ」と、ちょっと珍しい人たちは思うのかもしれないけれど、そうじゃない。

そうじゃないからね。

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