映画『オペレーション・フィナーレ』(2018年)のザックリとしたあらすじと見どころ

サスペンス/ミステリー

映画タイトル:オペレーション・フィナーレ

原題:Operation Finale

製作年:2018年 アメリカ

監督:クリス・ワイツ

映画『オペレーション・フィナーレ』は、

アルゼンチンに潜伏するホロコーストの首謀者アイヒマンと、これを追うイスラエル、モサドを描くサスペンス映画です。一筋縄ではいかないアイヒマンとの駆け引きは、ラストまで緊張感たっぷりの1本です。

キャスト

・オスカー・アイザック(ピーター・マルキン)
イスラエル諜報特務庁モサドの諜報員

・ベン・キングズレー(アドルフ・アイヒマン)
ナチス親衛隊中佐 ホロコーストの責任者
 
・メラニー・ロラン(ハンナ・エリアン)
モサドの諜報員 マルキンの同僚 元恋人

・ジョー・アルウィン(クラウス・アイヒマン)
アドルフの息子

映画『オペレーション・フィナーレ』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

Netflix

1960年 ナチスドイツの将校アイヒマンがアルゼンチンに潜伏していると内偵を進めていたイスラエルのモサド。マルキン他数名を現地に派遣します。

ドイツ出身のユダヤ人少女は知り合った青年クラウスから自分の伯父(本当は父)の名はアイヒマンと聞かされ、この情報を基にマルキンらは、アイヒマンを捕獲する作戦を実行。自宅を特定し帰宅時を狙って接触を図る作戦チーム。厳重な警戒のなか確保されたアイヒマンは、自分がアイヒマンであると認めます。

作戦は成功しましたがイスラエルまでの移送に課題が。航空会社がアイヒマン自身の署名がなければ搭乗させられないと通達。アイヒマンはイスラエルではなくドイツでの裁判を条件に署名を拒みます。
隠れ家に潜み、数日にわたって説得にあたる諜報員たち。マルキンはアイヒマンの中に冷酷無比なだけではない人間性を求めますがー。


第二次世界大戦後もドイツ国内にはナチスの残党がゴロゴロしており、アイヒマンの逮捕や裁判に関しても多くの妨害があったと言います。なのでイスラエルの諜報機関を使って―、という話で、このあたりの背景は映画『アイヒマンを追え ナチスが最も畏れた男』(2015年)が参考になるでしょう。

で、この映画です。アイヒマンを割と早めに捕まえますがここからなんですね、見どころは。
アイヒマンはホロコーストの首謀者として冷酷非道な大悪人と思われていたけれど、その後の裁判では「指示に忠実に従っただけの小者」という印象を残した、というのは有名な話。この映画も「アイヒマンの本性はー」というところに焦点が当たっていて、説得にあたるマルキンとのやり取りに「どっちなんだ」と惑わされます。

マルキンには最愛の姉をナチスに殺されたという遺恨があること、さらに冒頭のシーンでナチスの残党狩りで誤って別人を殺害する一件に関わっていたことが描かれています。そんなナイーブさんなので恋人ともうまくいかず、でもこの作戦で同じチームにー、という恋愛要素まであるわ、ラストは奪還を狙うアイヒマンの協力者たち退けての緊張の脱出劇が展開するわで盛りだくさんの1本です。

が、なんといってもスゴイは、狡猾で一筋縄ではいかないアイヒマンのベン・キングズレーの怪演っぷり。見どころたっぷりの映画『オペレーション・フィナーレ』はNetflix独占配信です。

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