映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』(1991年)のザックリとしたあらすじと見どころ

映画レビュー
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映画タイトル:ナイト・オン・ザ・プラネット

原題:NIGHT ON EARTH

製作年:1991年 アメリカ・イギリス・フランス

監督:ジム・ジャームッシュ

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◆映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』は、

ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市で繰り広げられる、タクシー運転手と乗客の一夜の物語です。
1980年代後半~90年代前半のミニシアターブームの中心的存在であったジム・ジャームッシュ監督の名作です。

 

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◆キャスト

・ウィノナ・ライダー(コーキー)
ロサンゼルスのタクシードライバー

・ジーナ・ローランズ(ヴィクトリア・スネリング)
コーキーのタクシーの乗客、プロデューサー

・アーミン・ミューラー=スタール(ヘルムート・グロッケンバーガー)
ニューヨークのタクシードライバー 旧東ドイツからやってきたばかり

・ジャンカルロ・エスポジート(ヨーヨー)
ヘルムートのタクシーの乗客

・イザック・ド・バンコレ
パリのタクシードライバー

・ベアトリス・ダル
パリのタクシーの乗客 盲目

・ロベルト・ベニーニ(ジーノ)
ローマのタクシードライバー

・マッティ・ペロンパー(ミカ)
ヘルシンキのタクシードライバー

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◆映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

-FineLineFeatures/Photofest/ゲッティイメージズ

ロサンゼルス空港で、若い女性ドライバー、コーキーのタクシーに乗車したヴィクトリア。
ヴィクトリアは映画のディレクターで、新人女優の起用を考えていました。
口が悪くヘビースモーカーのコーキーは、よく見るとチャーミングで面白い。
スカウトしようとするヴィクトリアですが、コーキーはー。

 

このロサンゼルス編のほか、

雪降るニューヨークで道に不慣れな旧東ドイツ出身のタクシードライバーと、成り行きで代わりに運転することになる黒人ヨーヨーの物語。

客として乗せた盲人女性に興味本位の質問をするタクシードライバーと、鋭い感性で切り返す女性のパリの物語。

ローマで神父を乗せたタクシードライバーが一方的に話をし続ける中でおこる悲劇。

3人の酒に酔った労働者と、不幸を背負ったヘルシンキのタクシードライバーの物語。

 

がオムニバス形式で描かれています。

 

各都市の夜の雰囲気と個性の強いキャラクターが独特の面白さを作り出しています。

ウィノナ・ライダーのボーイッシュなタクシードライバーぶり(ロサンゼルス編)や、パリの盲目女性を演じたベアトリス・ダルが印象的ですが、私の一番のお気に入りはニューヨーク編です。

タクシーのドライバーと乗客でなければ接点のない2人の、見事な掛け合いが見ものです。

 

会話劇でありながら、ドライバーと乗客という配置上、目を合わせて話すわけではないんですよね。
これが、通じているのか通じていないのかわからない独特の関係を生み出していて、そこに夜という幕が下りているような世界。

 

最終話、ヘルシンキの夜が明けるときに、元の世界に戻ってきた安堵のような寂寥のような味わいがいつまでも残る映画です。

 

――――――

 

1980年代半ばからヨーロッパの映画を中心としたミニシアターブームがありました。

この『ナイト・オン・ザ・プラネット』もミニシアター系を代表する作品のひとつです。

 

ミニシアター系映画は、派手なアクションシーンや、ダイナミックな展開があるわけでもなく、デートには絶対に向かないのに、わかったフリして見ておりましたっけ‥‥‥。

 

そんなミニシアターブームの思い出もよみがえる、今でも真夜中に見たくなる映画です。

 

そうそう!「キノ2」は折りたたみ椅子でした。懐かしい映画館の名がたくさん出てきます。

 

 

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