【猫による猫のための】 人との「添い寝」 の作法

添い寝 猫モロモロの書庫
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ワタシたち猫の主要事業は「寝ること」

「ねること」の「ね」と「こ」をとって「猫」なんてことも言われますが、じゃ「る」と「と」はどこに行ったんねん!、っちゅう話で-。

あ、本日はワタシたち猫が、どのようにすれば、人と快適に「添い寝」ができるか、を解説いたします。

どうぞ。

 

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「寝ること」の業務分類

ちなみに私たち猫の主要事業である「寝ること」は、次のように分類されています。

独り寝(ひとりね)

字面はものすごく淋しさを漂わせていますが、これは結構楽なワークです。
上司や部下と組まずに「自分のペースでやってイイよ」というお仕事です。

ときどき、屋外で常に「独り寝」の状態の猫がいますが、彼らはフリーランスの猫ですな。

 

群れ寝(むれね)

猫同士でくんずほぐれつしながら寝る仕事です。あ、別にセクシー限定ではないっすよ。むしろセクシー機能は会社に雇われた時点で外科的処置によってナニされるので、セクシーとは無縁の「群れ寝」です。

コレね、結構気を遣うんですよ。

息の合った仲間なら仕事もスムーズなんですが、肝心なところで「あ、あの資料を準備していません」とかモゾモゾする奴がいると、一気にやる気が低下するんですよね。

 

添い寝(そいね)

コレはいわゆる「営業」です。
人にくっついて寝るー、ただそれだけのように思われますが、結構ワザがいるんですよね。

デキる猫にはご指名もかかりますし、ワタシも太い客が何人かおりまして、日々頑張っております。
特に寒い季節は仕事が忙しくなりますし、体調管理だけは充分に気を付けております。

 

で、今回はこの「添い寝」の手順をご紹介しましょう。

 

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「添い寝」の業務手順

体位の確認

まず人がどのような体位で寝ているかを確認します。
人はあらゆる体位でワタシたち猫を迎えます。

【添い寝時の人の体位】
①仰臥位
②側臥位(左右どちら向きが好きかは個人差があります)
③腹臥位
④ファーラー位

 

体位別添い寝の作法

仰臥位の場合

身体と床面の接地範囲が広く安定感のある姿勢です。

つまり、ワタシたち猫にとっては「敷布団」ですな。

 

大小、硬軟さまざまな「敷布団」があります。

敷布団の上ではお行儀よく丸まるもよし、ちょっとやんちゃにゴロつくもよし、です。

人の顔面近くで寝ると寝息がかかるので、それがイヤな猫は腹の上、もしくはアノあたりまで下がって寝ることをおすすめします。

が!あまり下のほうで寝ると、突然人が膝を立て、動かされる羽目になるので注意が必要です。

 

側臥位の場合

横向きになった人が、ワタシたち猫を腹に抱えるように寝る、今一番人気のポジショニングです。

人の胸部~腹部に密着し「手を揃えて伏せる」または「向かい合わせに寝る」が基本です。

 

まれにワタシたち猫の背中側との密着を好む「癖」のある人もいますが、その場合はされるがままに身を預け、
思う存分腹を撫でさせてさしあげましょう。

 

ちなみにこの側臥位の一種に「シムス位」という姿勢があります。

側臥位で上になった膝を曲げた姿勢で、普通の側臥位よりも腹部が楽になり安定する姿勢です。

シムス位では普通の側臥位よりも「抱きかかえゾーン」が上(つまり寝息のかかる顔付近)になります。

 

また、上に重ねた膝裏の部分ー、ココをおさえる猫は「通」です。

人猫共通の「一目置かれる存在」になります。

ケツにかなり近いポジションなので、いろいろと警戒しなければなりませんが、一度お試しあれ。

 

腹臥位の場合

腹ばいです。寝る姿勢としては少数派です。
これも仰臥位と同様、床との接地面が広いため安定感があります。

 

が、人の背中という部分は、腹部に比べると固い! 固い敷布団です。

この姿勢で人の後頚部近くで寝ると、高確率で人を苦しめます。

またあまり下のほうで寝ると、そこはケツ、デンジャーゾーンですのでご注意を。

 

ファーラー位の場合

ファーラー位とは仰臥位から上半身を起こした姿勢です。45°くらい起こした姿勢を「ファーラー位」、30°以下を「セミファーラー位」といいます。

人がテレビを見ながらゴロゴロしている時によく見られる姿勢です。

 

この姿勢の時は仰臥位と同様、腹もしくはアノあたりの上に乗ることをお勧めします。

おのれの可愛らしさをアッピールしたいがために、顔の近くに寄ると「あーもう!テレビが見えん!」とクレームが来ます。

 

また、この姿勢で膝の上に乗るのは厳禁です。
この姿勢は膝を曲げなければ、腰に大きな負担がかかる姿勢です。

いつ人が膝を曲げてもいいように、膝の上には乗らないようにしましょう。
できれば「そろそろ膝、曲げたほうが良くね?」と冷ややかな表情で見つめてさしあげましょう。

 

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デキる猫はココが違う!「添い寝」で人の心をつかんで離さない気配りとは

爪を出し過ぎない

ワタシたち猫が最も注意しなければならないことは「爪」です。

添い寝しているときに、思わず伸びをしたり、甘えてすり寄ったりしたくなりますが、この時に爪を出すと、クレームが発生します。

日頃から爪を伸ばし過ぎないように気を配っておきましょう。

 

 

子猫返りして揉みすぎない

寒い季節になると人が好んで着用する「フリース素材」というものがあります。
このフリース素材の上で寝るとお母さんを思い出します。で、つい乳を吸っていた頃のように揉んでしまうのですが、コレを良く思わない人もいます。

こちらは揉んでいるだけですが、意外と爪が当たって痛いらしいのです。

また、フリースと言っても安物ばかりではないらしく「毛羽立つ!」と、これまたクレームですわ。
気を付けましょう。

 

服の中に入らない

ついね、ついやっちまうんですが、裾が「侵入口」に見えてしまうんですよ。子猫だったら袖口からもイケますからね。

しかしこれは、「爪が痛い!」「服が傷む!」の2大トラブルの原因です。

服の中には入らない! 新猫にもきちんと教育しておきましょう。

 

口臭に注意

ワタシたち猫も案外口クサイらしいんですよ。基本、肉食ですし。

人の顔付近で寝るときに、気持ちよさのあまり「大あくび」をしてしまうと、確実に匂います。

 

ま、お互い様ですけどね。

 

 

同じ姿勢で寝続けない

人は同じ姿勢で寝続けると、腰や背中、足を痛がることがあります。

不意にあるいは意図的に体位を変えることがありますので、その妨げにならないよう、20~30分に一度は人のそばを離れるようにしましょう。

 

場合によっては人を起こす

ちょっと寝のつもりが本格的に寝てしまう人がいます。

特に寒い時期の長時間のうたた寝は、風邪をひく原因になります。
添い寝をしている人がその状態になった場合は、速やかに起床を促しましょう。

 

複数で添い寝する場合は仲良く

2匹、3匹もしくはそれ以上の団体で添い寝する場合は、ポジション争いが起こりがちです。

しかし、この争いを人の身体の上で行うとめっちゃ怒られます。クレームどころじゃありません。

下手をすると「添い寝」業務停止、もしくは契約解消もー。

複数で添い寝するときには「自分が-」「自分が-」とならないよう、譲り合いの精神を忘れないようにしましょう。

 

おっ!お呼びがかかりましたので、そろそろ添い寝の営業(うちはいつも「直」です)に行ってまいります。

 

では、また。

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