人には、「何もしたくない」と思うときがあります。
そこでホントに何もせずにいられるのか、やらなきゃならないことがあるのかは人それぞれですが、「ちょっと時間があるけど何もする気がおきない」「ダラダラ過ごすのは良くないと思いつつもダラダラしたいのかもしれない」「これ以上頑張りたくない」「集中したくない、弛緩したい!」そんなときには思いっきり緩むことも必要でしょう。
映画がその手助けをしてくれるかもしれません。
何もしたくない 、思いっきり緩みたいときにおすすめの映画をご紹介します。
「お好みのやさしい男」に思いっきり浸る映画
Photo:Splash/アフロ
男性にもいろんなタイプがありますが、思いっきり緩みたいときには「やさしい男」に限ります。
さらに顔が好みであれば言うことなし。私の場合はキアヌ! キアヌ・リーヴスです。
好きな役者はほかにもたくさんいますが、「疲れてるな」「ゆっくりしたいな」と思うときに見たくなる顔はキアヌの顔。アクションものや危ない人を演じることの多いキアヌですが、何もしたくないときにはコレ!
映画『恋愛適齢期』(2003年)
この映画のキアヌは、年上の劇作家(ダイアン・キートン)をめぐって女好きの富豪(ジャック・ニコルソン)と取り合いになる青年医師の役。医師、ってところがまたイイんですよ。労わってくれる(注:本物の医師がそうとは限りません)。
ストーリーは恋愛ものなので難しい解釈を必要としません。私は何度もこの映画を見ているので、ジャック・ニコルソンのシーンはすっ飛ばして、キアヌのお気に入りシーン(マルーン5の『Sunday Mornig』 をバックに、ダイアン・キートン、フランシス・マクドーマンドとの3人で食事をするシーン!)だけを見る、いや、ボーッと眺めることも。
これでいいんです。
あなたも「お好みのやさしい男」で、思いっきり緩んでいかがでしょうか。
◆クールなキアヌはこちらをどうぞ
「思考力0」で楽しむ映画
「何もしたくない」というのはつまり、疲れているんです。特に頭が。
こういうときに「考えさせられる映画」を見てしまうと、さらに疲れてしまいます。
また、「やる気が出る映画」とか「元気が出る映画」とか「感動する映画」「号泣する映画」なんて心を揺さぶられる映画もキツイかもしれません。
ここは、頭も心も完全にOFFにして楽しめる「コメディ映画」の出番です。ハッキリ言えば「くだらない系の映画」です。
くだらない系と言えばこちら!
映画『ハング・オーバーシリーズ』(2009年・2011年・2013年)
(C)2009 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
結婚を控えた男性とその友人の男3人が、飲み過ぎたあげく次から次へと災難に見舞われる話です。シリーズは3作ですが、基本テイストは微塵も変わることなく、もはや癒しでもある「くだらなさ」は首尾一貫しています。
さらに『ハング・オーバー』の女性版的なこちら。
映画『ラフ・ナイト 史上最悪!?の独身さよならパーティー』(2017年)
婚約中の女性(スカーレット・ヨハンソン)とその友達が、これまた飲んだ勢いでトンデモ事態に陥るというもの。
ハング・オーバーほどのスケールの大きな「おバカ」はありませんが、それがむしろ女性ならではの小さな「あるある」につながって、リアルなくだらなさが笑えます。
繰り返しますが、感動はしませんよ!いや、感動してはいけません!
「無」になって笑う。「無」になって「くださらなさ」に浸る。何もしたくないときに必要なのは、こういうことではないでしょうか。さあ、思いっきり緩んでください。