【看護師の転職】看護は相手を選べない職業 だからこそ職場を選びたい

【看護師の転職】看護は相手を選べない職業 だからこそ職場を選びたい

モンスター化したお客の扱いってホントに厄介。

コンビニや飲食店で土下座だの店長だせ!だの、言ってるアンタの頭の中はどうなってんのよ、とフツーの人は思うわけですよ。

 

こちらの記事にあるように、そんな理不尽な目にあいやすい職業というのがあって、医療介護もその一つです。

 

 

 

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どこの職場にもモンペはいる

モンペ(モンスターペイシェント=患者)やモンファ(家族)はどんな病院、施設にもいて、職場を選ぶ際に「モンペがいない病院」を識別するのは難しいわけです。

「あの病院は患者の質が悪い」とか「生保の患者が多いから厄介」といったウワサを耳にすることはあっても、実態はナゾです。

 

傾向として考えても、外科や救急など、状況が切迫する部門では患者や家族は感情的になりやすいし、内科は内科で慢性疾患の患者は基本、良くなることがないなかでわがままになりやすい。
精神科は病気の症状としての暴言、妄言、粘着もあるし、小児科はモンファの巣窟だし。

 

先の記事には、介護施設も高額(一時入居金を1千万円以上)にすれば客(入居者)を制限、選別できる、とあります。
が、たしかに選別はできますが、「こっちは高い金払ってるザマすのよっ!」と、仰るわけですよ。
それ、看護師や介護士の仕事ですか?って言いたくなることまで要求してくるわけですよ。おセレブのみなさんは。

 

どの診療科にもどんな病院や施設にもモンペやモンファはいるもんで、現状いなくても明日やってくるかもしれないし、今は普通にしている患者が来週からモンペになるかもしれないんですよね。

 

モンペ対策を現場に押し付けている職場はアウト!

 

モンペやクレーマーの出現を「そうさせたのはスタッフにも(一応「も」と言います)原因がー」とか、「うちは高いニーズにもこたえる施設なんだからー」とか、わけのわからんことを現場にチラッとも出てこない上層部が言い出すモンだからみんな疲弊するわけです。
そりゃ、辞めていくわけですよ、そんな職場。

 

モンペへの対応をめぐって「やっとられん!」と看護師が一斉退職する例はチョイチョイあって、2015年、鳥取の養護学校もその一つです。

重度の障害児に対する医療ケアが必要な状況にありながら、看護師が一斉に退職したことで、その看護師たちにも批難の声が向けられました。

 

モンペやクレーマー自身にも問題はあるけど、それをのさばらしたあげく、責任を現場に押し付ける職場だけはゴメンです。

 

看護師の職場選びでは、

・クレーム対応のシステムがどのようになっているか
・対応の窓口はどこか(誰か)

あたりはぜひ確認したいところです。

 

面接ではなかなか聞きにくいことですが、

「充実した看護ケアを提供されていると思いますが、もし患者さんからのクレームがあった場合、病院ではどのような対応をされているのでしょうか」

くらいは聞いてもいいと思います。(上手にね。)

 

きちんとしている職場であれば、対応のシステムや実際にどのような事例があるのかを紹介してくれるでしょう。

 

この質問をされて急に顔色が悪くなるとか、表情が険しくなるとか、お茶を飲みだすとか、そんな反応の職場は危険です。

 

なかには、

事務長:「それはまぁ、現場の……師長さんたちが……、ね」
看護部長:「そうですねっ、現場の……、ね」

みたいなところもあるので、くれぐれもご注意ください。

 

「当院が独自に開発したクレーム対応ロボット『モンハン君』が100%対応します!」なんてことを言ってくれる職場があったらいいのにー。

 

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時代錯誤の「患者サービス」

一時期流行った「患者さん」を「患者様」や「患者の〇〇様」と呼んだり、医師や看護師、医療スタッフの名前や顔写真、保有資格を病院の廊下やHPに掲示することが「患者サービス」とはき違えている病院もあります。

私の知る病院では、医師の「出身大学」まで待合室から見えるところに掲示していました。

 

そりゃザワつきますって! 患者さんたちも。

 

 

「お客よりも従業員が大切」な時代です。

この時代の空気を感じず、「お客様は神様です」「患者様は神様です」による「勘違いのサービス」が蔓延る職場は、しっかりと選別したいものですね。

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