めずらしく夫婦喧嘩/コミュニケーション不足/ヒーローには「報連相」はいらない

まんざらでもない日記

2022年11月21日

めずらしく夫婦喧嘩をして気持ちがよろしくない朝です。
こんなことを書くのもどうかと思うけれど、たまにはいいか。

”予定”や”計画”に対する重要度の違い、が私が思うわが夫婦の最大の価値観の違いです。
”予定”とか”計画”って仕事じゃあるまいし、というなら”心づもり””心の準備”でもいいでしょう。そうしたことをわりと大事にする私と、常に行き当たりばったりな夫。

喧嘩のきっかけは些細なこと。書くのも憚れるほどくだらんことです。
謝りはするものの、そもそもこちらの”心づもり”がわからん人なので謝りポイントもズレている。「そんなに怒ること?」「たった〇〇くらいイイやん」って、テメエの”結果オーライ”を押し付けていることがわからないらしい。

”心づもり”が蔑(ないがし)ろにされる。モラハラというにはあまりにも地味で「ソフトモラハラ」か? 「プチモラハラ」か?と冗談めいていたら、ネットに既にそういう言葉があってビックリした。ソフトってなんやねん、プチってなんやねん……。

今朝、謝ってくる夫に対し「わかった。でも楽しい気持ちに戻るには時間がいると思う」という返事をした。どれくらいで気が済むのか自分でもわからないけれど。


要は「報連相」ができてないんでしょうな。(あ、前段の話を引きずっています)

ま、「報連相」なんて職場みたいでヤだな、と思ったら、最近のビジネスシーンでは「報連相」の先があるらしい。それは「報連相のおひたし」

「おひたし」は「報連相」を受けた側の姿勢のことで、

お:怒らない
ひ:否定しない
た:助ける(困りごとがあれば)
し:指示する

と。ほほう。

さらに「報連相」のほかに「確連報(かくれんぼう/確認・連絡・報告)」というものもあるらしい。
どこの誰がこんなことを考えているのかわかりませんが、こういう言葉ができるってことは、どこの世界もコミュニケーションが大変ということでしょう。

わが家だけじゃない。


映画『スティルウォーター』(C)2021 Focus Features, LLC.

映画『スティルウォーター』を見る。個人的にはマット・デイモンの久々の会心作です。

典型的プアホワイトの主人公(もちろんデイモンです)。その娘は留学先のフランス、マドリードである事件の有罪判決を受け拘留中。無実を訴えながらムショ暮らしも4年になる娘。あることが原因でこの父娘は不仲なんだけど、娘のために一念発起してフランスに渡る父。フランス人シングルマザーの助けを得ながら娘の無実を晴らそうとー、という話です(レビューは後日→書きました。こちらです)。

このデイモンがまったく「報連相」ができないヤツ。独断で行動するもんだからー。
とはいえ、映画の主人公ってだいたいがそう。「前もって連絡しろよ!」「一人でつっぱしんなよ!」「行先くらい言えよ!」の連続。

が、報連相をキッチリやられちゃスリリングな展開になりゃしないんですよね。

『新・男たちの報連相』とか『ミッション:インポッシブル/ホウレンソウ』とか、絶対事件が起きそうにないし、インポッシブルでもないし。

ヒーローには報連相はいらない。夫にはいるけどな。

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