絶対に行ってはいけない!?【待ち合わせ場所 5選 】

待ち合わせモロモロの書庫
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通信技術の発達ともに様変わりした「待ち合わせ」

携帯電話での連絡が当たり前となった現代では、待ち合わせの場所に気をつかうことはほとんどないでしょう。

 

恋人や友人、家族など、親しい間柄での待ち合わせは、ザックリとした待ち合わせ時間を決め、落ち合う場所も「○○駅でー」「△△公園でー」という程度。

で、だいたいの時間になると、互いに携帯で連絡を取り合い合流することができます。

 

が! 次のようなケースではどうでしょう。

・不倫相手と別れたいが電話やメールではらちがあかないので話し合いたい
・昔貸したお金を返してもらいたい
・友人Aにこれ以上つきまとわないでほしいと、ストーカー男に言いたい
・「コレ、奥さんや会社にバラまいてもいい?」と脅されているので、その写真を買い取りたい
・「コレ、奥さんや会社にバラまいてもいい?」と脅して金を巻き上げたい

このように、トラブルになりそうな相手との待ち合わせ場所は、安易に選んではいけません!

 

今回は「玄界灘の山村紅葉」の異名を持つ「待ち合せ危機管理マスター」の私が厳選した、

絶対に行ってはいけない「 待ち合わせ 場所 5選」です。

 

どうぞ参考にー、   なれば、の話ですがー。

 

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待ち合せてはいけない【断崖、崖】

海岸線沿いに切り立つ崖。

名所でもない限り、普通は人が立ち寄ることはありません。
人目のさけて落ち合うにはもってこいの場所として不動の人気の「崖」です。

が、うかつにもここを待ち合わせ場所としたがためにー。

 

――――――

 

橋田幸雄(35歳・会社員)は焦っていた。

3日前にかかってきた電話は、橋田が自称地下アイドルの卵という、もはやアイドルだか何だかわからない女「みゃなたん」と関係を持っていることを妻や会社にバラすというもの。

証拠写真があるので37,500円で買い取らないかー、と電話の男は脅してきた。

 

37,500円ー、なぜこんなに格安でしかも中途半端な金額なのだろうかー。

いや、問題はそこじゃない。

橋田は交渉に応じ、待ち合わせ場所として指定された「○○岬」に向かって車を飛ばした。

が、橋田は気づいた。

 

「〇〇岬といっても広くね? どこ? どこにおるん、あいつ、わからんやん」

 

橋田がそれらしき崖に辿りついたときには、待ち合わせ時間を大幅に過ぎていた。

が、相手は冷静であった。

 

「金は持ってきたか? 写真とデータは金と引き換えだ」
「はい、じゃ40,000円からー」
「あいにく釣銭ないんだけど」
「なに? 払えよ。2,500円払えよ」

 

橋田は男に詰め寄った。

 

「ねぇもんはねぇよ。いいじゃん2,500円くらい」
「貴様、最初から2,500円が目的だったのか!」

 

橋田はさらに詰めより男を一発殴ろうとした。そのときー。

 

あ――――――っ!

 

男の足元が崩れた。

男は叫び声とともに崖下に落ちてしまった。

 

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待ち合わせてはいけない【ビルの屋上】

通常はビルの所有者や関係者以外は立ち入ることができませんが、なぜかトラブル時の待ち合せ場所としては根強い人気をほこるのが「屋上」です。

が、うかつにもここを待ち合わせ場所としたがためにー。

 

―――――

 

橋田幸雄(35歳・会社員)は焦っていた。

もはやアイドルだか何だかわからない女「みゃなたん」とズルズルとした関係を続けながら、別の女とも関係を持っていた。

「みゃなたん」に比べると、わずかに地上に出かかった半地下アイドル 「みゅみみゅん」である。

 

が、二股をかけられていることを知った「みゅみみゅん」は、「みゃなたん」と別れなければツーショット写真をネットにバラまくと言い出した。

「みゃなたん」は何も言わないが、崖の一件を知っているー、別れることはできない。

橋田はお金で解決しようと、深夜に「みゅみみゅん」を某ビルの屋上に呼び出した。

 

「ホントはみゅみみゅんだけなんだよ。あっちとはもう腐れ縁みたいなもんで……」
「ナニソレ? そんなんだったら別れたらいいじゃない、あんな三流アイドル!」
「いや、それをいったらみゅみみゅんだってー」
「はぁ?あたしとあんな三流を一緒にすんの? もういいわ、やってらんない」

 

泣きながら走り出したみゅみみゅんは、方向を誤っていた。

 

きゃ――――――っ!

 

みゅみみゅんは悲鳴とともに転落した。

 

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待ち合わせてはいけない【長い階段がある神社】

「神社」もまた人目をはばかる待ち合わせによく使われる場所です。

特に長い階段を上ったところにお社のある神社は好んで使われます。

が、うかつにもここを待ち合わせ場所としたがためにー。

 

―――――――

 

橋田幸雄(37歳・会社員)は焦っていた。

あれから2年。崖と屋上の件は誰にも知られることはなかったが、橋田は体調を崩すことが多くなった。

橋田は周囲の勧めで病院を受診したが、どこにも異常はなかった。

 

「こうなったら神様のお力にすがりましょう!」と、スピリチュアルにどっぷりハマっている妻が、とあるセミナーの参加を勧めてきた。

橋田は「せめてオーソドックスなところ、メジャーどころにしてほしい」と請い、結局、妻が探しあてたとある神社に向かった。

 

長い階段を登ったところにその神社はあった。

時間が遅かったためか誰もいない。

橋田は祈った。崖と屋上の件が明るみならないことをー。

 

「こんな神社、どうやって知ったの?」

橋田は、何気なく聞いた。

 

「ご当地アイドルが紹介してたのよ。うーんとなんていう子だったかな?  みゃ、みゃーなんとか」
「みゃ?」
「そう、みゃなたん! 最近よく地元の番組に出てるのよ」

 

橋田は青ざめた。

 

「も、もしかしてお前、全部知っていて……」
「なに? ナニ言ってるの? 大丈夫?」
「うるさいっ! 近寄るな」
「なんなのっ! 人が心配しているのに」
「放せ、放せよ!」

 

きゃ――――――っ!

 

妻は悲鳴とともに長い階段を転げ落ちた。

 

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待ち合わせてはいけない【倉庫街】

「倉庫街」は「通」が好む待ち合わせ場所です。

夜間はほとんど人通りがなく、万が一トラブルになっても隠れられる場所が多い。

これが「倉庫街」が好まれる理由です。

が、うかつにもここを待ち合わせ場所としたがためにー。

 

――――――

 

橋田幸雄(37歳・無職)は焦っていた。

妻の死後、身辺がざわつき始めた。

マスコミに嗅ぎまわられ仕事も辞めた。お金も底をつきつつあった。

 

TVでは、かつての「みゃなたん」こと「林みなみ」が映っていた。

 

「こいつ、うまいことのし上がったな……、ん? そっか!」

 

橋田は過去のことをネタに、みゃなたんをユスることにした。

 

待ち合わせ場所は、「崖」「屋上」「長い階段のある神社」も危ない。

万が一のことがあっても転落の危険がない場所にしよう。

 

そうだ、倉庫街がいい。

 

橋田は、みゃなたんに「第2区43番倉庫」に来るように指定した。

 

が、みゃなたんは来なかった。

場所がわかりにくすぎたのだ。

 

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待ち合せてはいけない【橋】

「橋」は街のシンボルや目印になりやすく、通常の待ち合せにもよく使われています。

こうした普通の待ち合せに紛れて、トラブル相手との待ち合わせにも使えそうな場所です。

が、危険は日常にこそ潜んでいます。

うかつにもここを待ち合わせ場所としたがためにー。

 

―――――――

 

橋田幸雄(37歳・無職)は焦っていた。

倉庫街での待ち合わせの失敗から半年ー、もう、まともな思考力は残っていなかった。

 

そんなある日、みゃなたん改め「林みなみ」が初主演する映画の話題を目にした。

 

『橋の上からこんにちは』

 

橋田は涙があふれた。

 

みゃなたんが呼んでいる!自分のことを待っていてくれる!

 

橋田は思い当たる橋をめぐった。

が、どこにもみゃなたんはいない。

 

どこだ? どこにいるんだ!? みゃなたん!

橋田は歩道橋の上で叫んだ。

 

「みゃなたん、こんにちはー!」

 

 

おっさん、うるせぇよ

 

若者に肩をぶつけられた橋田はその場に倒れた。

行き交う人の中に、崖の男、みゅみみゅん、妻、そしてみゃなたんの姿が見えた。

 

ちっくしょーっ!

橋田は若者に背後から殴りかかった。

 

あ――――――っ!

 

 

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待ち合せるなら【コンビニ】で

橋田がもし、「コンビニ」で待ち合せていたらどうだったでしょう。

 

缶コーヒーを買うなりしてお金を崩せば、男にお釣りがいらないように37,500円を払うことができたはずです。

 

コンビニで売っているファッション誌を見れば、「みゅみみゅん」も「みゃなたん」と大差のない三流アイドルであることを自覚できたはずです。

 

「こども食堂」を見れば、人の善意は素直にうけとるべきと思えたかもしれません。

 

そう、すべてのトラブルは回避できたのです

 

トラブルになりそうな相手との待ち合わせ場所は、慎重に選びましょう。

 

というか、トラブルにまきこまれないよう、トラブルを引き起こさないように注意しましょう。

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