ラブコメ映画の恥ずかしい邦題問題 「こんなタイトルじゃダメかしら?」

ラブコメ映画の恥ずかしい邦題問題 「こんなタイトルじゃダメかしら?」

ラブコメ映画には、「これはラブコメ映画である」とひと目でわかる特徴的な邦題がつけられたものが多くあります。

これは「ラブコメと知らずに見てしまい恥ずかしい思いをしてしまった」という被害者を出さないための配慮、および注意警告でしょう。

 

ま、平たく言えばエロ本と同じようなもので、こんなタイトルのDVDを多量に保有していることを知られては恥ずかしいわけです。

で、自宅某所にしまっているわけです。

で、ときどきそれを眺めては「このタイトル、どうにかならんものか‥‥‥」と思い悩むわけです。

 

そんな私がお届けする【私的ラブコメ映画論】

ラブコメ映画の恥ずかしい邦題問題 「こんなタイトルじゃダメかしら?」 です。どうぞ!

 

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ラブコメ映画の恥ずかしい邦題の傾向分析

ラブコメ映画の恥ずかしい邦題にはいくつかの傾向があります。

恥ずかしすぎてダメかしら?

私が一番恥ずかしいと思うのがコレ、「~かしら?」パターンです。

 

1993年のフランス映画『可愛いだけじゃダメかしら』以降、

『恋愛だけじゃダメかしら?』(2012)
『子連れじゃダメかしら?』(2014)

などが登場します。

 

同じ傾向のものがこちら、

『そんな彼なら捨てちゃえば?』(2009) です。

 

恋愛に不満や問題を抱える女性たちのガールズ・トーク・ムービー。

ベン・アフレック 、ジェニファー・アニストン、ドリュー・バリモア、ジェニファー・コネリー、スカーレット・ヨハンソン、ブラッドリー・クーパーら豪華キャストです。

 

で、邦題の通り「そうそう!こんなオトコは捨てちゃいな」みたいなノリで楽しめる映画なのですが、こんなタイトルの映画を一人でニヤつきながら見ているって知られたら、ドン引きされないかしら? と心配になる映画なのです。

 

○○○のタイトルのつけ方と同じな理由(ワケ)

「~な○つの方法」や「○○が3日間でデキる理由」といった、「方法」や「理由」というワードがついたタイトル、なにかに似ていませんか?

 

そうです、ブログのタイトルのつけ方です。

ココにあなたが求めている「方法」や「理由」がありますよ! と惜しげもなく掲げたタイトル。

 

が、ハッキリ申しましょう!

この手のタイトルの映画には、明確な「方法」や「理由」は描かれていません。

タイトルはあくまでも「引き」「釣り」「煽り」です。

 

で、このタイプのラブコメ映画は非常に多く、ざっと紹介します(順不同)と

『小悪魔はなぜモテる?!』(2010)
『ケイト・レディが完璧な理由』(2011)
『10日間で男を上手にフル方法』(2003)
『2日間で上手に彼女にナル方法』(2008)
『理想の男になる方法』 (2018)
『ダメ男に復讐する方法』(2014)
『私がクマにキレた理由』(2007)
『おとなの恋の測り方』(2016)
『恋するための3つのルール』(1999)

などがあります。

 

こちらもその一つ、『恋するレシピ ~理想のオトコの作り方~』(2006)

 

35歳にもなって親と同居し、結婚する気もない主人公(マシュー・マコノヒ―)に手を焼いた両親が雇ったのは、自立を支援する美女(サラ・ジェシカ・パーカー)

で、お察しの通り、その二人が結ばれるという王道ラブコメ映画です。

 

えっ!そんな方法があるの? と期待して映画を見た後で「・・・んなわけないよね」という、妙に醒めた気持ちになるのもブログとの共通点かもしれません。

 

「~な方法」「○○な理由」は ラブコメ映画 の特権!?

「~な方法」「○○な理由」 といったブログ的タイトルの映画は、ほぼほぼ「ラブコメ映画」で間違いありません。

『スリー・ビルボード』 が「オバサンが3つの看板を立てた理由(ワケ)」だったり、 『ハート・ロッカー』が「イラクで爆弾処理を完璧にする方法」だったら、「ん?」ってなりますよね。

 

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ラブコメ映画の恥ずかしい邦題はどこから来たのか

わかりやすさ+インパクト+女性ウケ = 恥ずかしい

ラブコメ映画に限らず映画の邦題は「わかりやすさ」「インパクト」を重視してつけられています。

 

映画の配給元や配信元の宣伝担当者が、翻訳家の意見を伺いながら苦心してつけているらしく、アクション映画の場合は、原題のまま、あるいは原題によりインパクトを与えるようカタカナのタイトルが用いられる一方、ラブコメ映画の場合は、より女性が好むよう、楽しくおしゃべりをしているような雰囲気の日本語が好まれます。

 

つまり、少々恥ずかしいくらいが「わかりやすさ」「インパクト」「女性ウケ」といった狙い的にもちょうどいいのです。

 

カタカナ使いの妙!

もともとの原題が恥ずかしいというケースもありますが、日本語でその恥ずかしさを見事に上塗りしたタイトルもあります。

 

『カレには言えない私のケイカク』原題:The Back-up Plan

「カレ」「ケイカク」といったカタカナ使いがダサ恥ずかしいことこの上ありません!

 

前出の映画にも「理由」をワケと読ませたり「上手にフル」とか「彼女にナル」といったものがありますが、これらのカタカナの使い方は必見です。

 

もはやヤケクソの境地!

『アラサー女子の恋愛事情』原題:Laggies

原題を直訳すると「笑い」ですよね。

『恋するローマ、元カレ・元カノ』原題:Ex

の原題は、 example (例えば)の略です。

 

こうしたシンプル過ぎる原題は、映画のあらゆる要素を盛り込んだ邦題をつけなければなりません。

「アラサー」や「元カレ」「元カノの」ような、果たしてこの先どの程度鮮度が保てるのかわからない言葉をタイトルに用いるのは、もはやヤケクソなのかもしれません。

 

◆ 無理に邦題をつけなくて正解! ラブコメ群像劇の金字塔!

 

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