映画『盗聴者』(2016年)のザックリとしたあらすじと見どころ

サスペンス/ミステリー

映画タイトル:盗聴者

原題:La mecanique de l’ombre

製作年:2016年 ベルギー・フランス

監督:トマス・クライトフ

映画『盗聴者』は、

仕事を抱え込みすぎて心身を病んだ男デュパルが、再就職先で盗聴音声の文字起こしの仕事に就いたことから大きな陰謀に巻き込まれていくサスペンス映画です。
主演は『最強の2人』のフランソワ・クリュゼ。地味ながら緊張感が漂う真面目な映画です。

キャスト

・フランソワ・クリュゼ(デュバル)
心身を病んで失業 その後転職エージェントの誘いである組織に雇われる アルコール依存症

・ドゥニ・ポダリデス(クレマン)
転職エージェント

・シモン・アブカリアン(ジェルフォ)
クレマンの部下

・アルバ・ロルヴァケル(セーラ)
グループセラピーで知り合う女性

・フィリッぺ・レズモント(ドグリュジー)
デュバルの旧友

映画『盗聴者』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

保険会社に勤めていたデュバルは、真面目で几帳面すぎる性格が災いしアルコールに溺れ退職。グループセラピーを受けながら再就職先を探す日々を送っています。

そんなある日、クレマンと名乗る転職エージェントから面接に来てほしいと連絡を受けます。仕事内容をよく聞かないまま指定されたビルの1室に向かうデュバル。そこで指示された仕事は、ある組織が盗聴している膨大な音声データの文字起こし。不審に思いながらも「仕事については絶対に口外してはいけない」という指示を厳格に守り真面目に作業に取り組むデュバル。

が、ある日クレマンの部下でジェルフォと名乗る男が現れます。
ジェルフォに言われるがままにある屋敷に同行したデュバルは、殺しや盗みの片棒を担ぐことに。

盗聴の背後にある組織の実態と、さらにはグループセラピーで知り合ったサラにまで危険が及ぶようになり、デュバルは自分を巻き込んだある人物の存在に気づきー。


全編地味で静かな緊張感が漂う映画です。
真面目で几帳面、けれどもそれと裏腹な怪しいと思っていても従ってしまう弱さを抱えた普通のオジサン、デュバル。このデュバルが巨大な悪に巻き込まれ、対峙することになるのですが、あくまでも普通の人。ありがちな、途中でめちゃくちゃ強くなるようなことはありません。女性サラ(アルバ・ロルヴァケル)とも都合よくお熱い関係になることもないのです。

このデュバルほか、登場人物の誰もが多くを語らないので、誰が何を企んでいるのか終盤まで非常にわかりにくいのですが、デュバルの背景や盗聴の内容を細かに振り返れば、なるほどの伏線が見えてきます。

ラストは「どんでん返し」というほどではないものの手際よく収められた91分。主人公デュバルさながらの真面目さが光る1本です。

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