50歳を過ぎてからの”興味の対象”は侮れない。「何でもやっておきたい」では済まされない!?

50歳を過ぎてからの”興味の対象”は侮れない。「何でもやっておきたい」では済まされない!?

誰が何に興味を持とうと自由です。もちろん年齢制限もありません。

 

ですが、この夏のオバサン、いや中年女性に絡んだ2つのニュースから、私は大きなことを学びました。

”興味の対象”が物語ることの大きさ、です。

 

本人が「私は〇〇な人間です」「〇〇社でマネージメントの仕事をしておりました」と特徴や長所、実績を語るよりも、はるかに人の想像力を掻き立てるのが、その人が何に興味を持っているかー、”興味の対象”です。

 

侮れませんよ、これは。

 

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あんな男に入れあげてしまった、51歳。

あおり運転したあげく相手を殴打、というどう見てもフツーじゃない男とともに逮捕された51歳の女性。

年下で高級外車を乗り回し、不動産を所有し、会社経営しているという肩書に惹かれたのか、ただただ結婚に焦っていたのか、女性はこの男にかなり入れあげていたという。

 

この女性がどのような人生を送ってきたのかはわかりませんが、あんな男に入れあげてしまったことで、「満たされていなかったんだろうな」とか「いい恋愛をしてこなかったんだろうな」とか「男を見る目がないんだろうな」といった勝手な想像をされてしまうわけですよ。

さらに想像の範囲は恋愛事情だけでなく、親子関係や経済力、仕事にまで及び、つまるところ「幸せじゃなかったんだろうな、このオバサン」と思えてしまうのです。

 

ま、この一件はすべてが男のせいでもなく、お互いが「引き寄せ」あってしまったんでしょうけどー。

 

有名人のブログに中傷コメントを贈り続けた、50代女性

堀ちえみさんのブログのコメント欄に脅迫まがいの悪口を書き続け、書類送検された女性。

 

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この女性は普通の主婦といいますが、ネットの使い方やマスコミへの対応の仕方から「反省しない自己中オバサン」「何が問題なのかを分かっていないオバサン」と思えてしまいます。

なぜそんな一芸能人のブログに執着したのか、他にすることはなかったのか、もっと別の”興味の対象”はなかったのか、と思うのです。

 

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50歳を過たからこそ“興味の対象”を厳選したい

ものの見方や考え方、行動、人に与える印象など、”興味の対象”の影響を受けて培われてきた部分は少なくありません。

そして、この先も新たな”興味の対象”が出てくるでしょう。

 

余生や老後を考えると「何でもやっておきたい!」という気持ちにもなりますが、もし、誤っておかしなものに手を出したときに、それをなかったことにする「チャンス」や「時間」はそう多くは残っていないのかも。

 

そう思うと、ハマるものも厳選したいと思う晩夏の午後です。

 

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というわけで、今回は”50歳からー”というドンピシャな副題がついたこちら。

 

映画『ミルドレッド  50歳からのスタートライン』(1996年)

 

子育てを終え、夫に先立たれた女性ミルドレッド(ジーナ・ローランズ)が、これから先をどう生きていくかを選択する話です。

 

成人を過ぎた娘アンはミルドレッドに子ども扱いされるのが嫌で家出。長男は事業に成功しロスに移り住む予定。

隣に住む夫を追い出したモニカと親しくなり、息子のJJを孫のように可愛がっているミルドレッドはモニカに誘われて夜のバーにくりだします。

そこでトラック運転手のビッグ(ジェラール・ドパルデュー ← 注:顔デカいよ)とイイ感じになりますがー。

 

息子と一緒にロスに移住し、ちょっと鼻持ちならない嫁と孫の子守をするか、モニカ一家(追い出した夫が戻ってきます)の隣人としてこのままの暮らしを続けるか、マジでデカいビッグが「いいとこダヨー」とおススメするマイアミに行くか。

 

ミルドレッドの「自分の人生」を生きる選択とはー。

 

<以下ネタバレします>

この映画を撮った ニック・カサヴェデス 監督は主演のジーナ・ローランズの実の息子。
<*夫はジョン・カサヴェデス『グロリア』(1980年)監督/『ローズマリーの赤ちゃん』(1968年)のキモ夫役>
自分の母で「母の第二の人生」をテーマに撮るって、どんだけマザコンなのよ。

 

で、「母」の役割を降りる結末で、新たな恋に走るわけでもない。どうすんねん!ミルドレッド!

 

と言いたくなりますが、何の役割も持たない「自分の生き方」を選択させるストーリーは母への究極の愛なのかもしれません。

 

 

ともあれ、すごくモヤモヤするのが、この邦題(副題)。

 

『50歳からのスタートライン』って、

 

 

この映画のジーナは66歳っ! この選択はギリギリやでっ!

 

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