無心でミシン、再び/2時間ドラマの魅力/社会のルールが適応されない不幸

まんざらでもない日記

2023年9月11日

先週書いたこの秋の目標が、すでにうやむやになりつつある。いや、まだ始まっていない。まだ毎日暑いし、秋じゃない。

こんなのは秋じゃねぇ、という言い訳をしながら、先週は定期的なマイブーム(←死語か? )”無心でミシン”にどっぷりハマっておりました。映画も見ず、ブログもストック記事で更新。ひたすらミシンをかけまくった。今回は手持ちのミリタリージャケットをベストにし、トレーナーをスナップカーディガンにした。

以前の日記(2022年6月6日付)にも書いているとおり”無心”になれるのがいい。しかも、やるたびに腕が上がっているようで、なかなかのデキじゃないかと自画自賛。

ショボい家庭用ミシンでは物足りなくなってきたので工業用ミシンに買い替えたいし、ロックミシンも欲しい。いかん、「無」ではいられとなくなる欲が……。


そんなミシン作業のBGM、私のベストは昔の2時間ドラマです。

説明セリフが多く、いかにもな効果音など演出もベタなので、真剣に見ていなくてもおおよそのストーリーがわかる。「そうか!○○の本当の狙いは△△だったのか!急げ!△△が危ないっ!」で、絶対に間に合う。絶妙のタイミングで崖に到着する。なぜ崖なの?も スルーしてOK。海外の連続ドラマのように事件の真相が謎のままになることはなく、ちゃんと解決するのもイイ。

そんな2時間ドラマも最近じゃすっかり下火だけど、BSのお昼の枠で細々とやってくれているので助かります。特に地上波が騒々しいときにはー。


先週騒々しかったのは言うまでもなくジャニーズ事務所の一件。事務所が行った記者会見のもようを各局が生中継。私が2時間ドラマを見終わった後もまだやっていて(4時間も……)、夕方以降のニュースでも取り上げられていました。

事務所は性加害があったことを認め、被害者への補償を行っていくことを明言。社長は東山紀之さんに交代し、事務所の名称はそのまま。ザックリいうとそういうことなんだけど、「ホントに性加害の事実を知らなかったのか」「名称を変えないのはいかがなものか」ほか、会見終了後もメディアには様々な意見が飛び交っています。

日本のエンタメ業界に大きな影響力を持つジャニーズ事務所。個人的にはずいぶん前から「敬遠→無関心」の対象になっているので何とも言いようがないのだけれど、被害者はもちろん、現役の所属タレントも東山新社長も、加害者の家族でもある前社長(藤島ジュリー恵子氏)も含め、だれも救われない最悪の事態。ファンも救われない。

1ミリも擁護する気持ちはないけれど、これだけのことを繰り返しながら誰にも咎められることのなかった日々ってジャニー喜多川氏にとってどんなものだったんだろう。

報道の規制やタレントの起用に関するメディア側の忖度もそう。社会のルールが適応されないことを特権と感じていたのか、むしろとてつもなく空虚な気持ちだったんじゃないかなとも思えてくる。知りようもないけれど。

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