J-POPの川下住人による音楽談義/あなたは神を信じますか/期待していただけに

まんざらでもない日記

2020年9月23日

 

別にど~でもい~ことだけれども、あ~だのこ~だの言いたくなる、”ど~るちぇあ~んどがっぱ~なぁ~”の件ですよ。

J-POP(死語か?)の川下住人の私の耳にも届いてきたあの歌。
洋楽派の私は歌の「歌詞」にはぜんぜん関心がなく、お気に入りの曲が実はトンデモなくあぶねぇことやお恥ずかしいことを歌っていたー、なんてこともしょっちゅうあるので、少々のことでは驚きはしましぇん。

 

が、わらべ歌のような牧歌的なメロディーに”ど~るちぇあ~んどがっぱ~なぁ~”と、もはや何語かわからなくなった歌詞が臆面もなくキッチリと譜割りされているあの歌はナニ?

なぜか聴いているこっちが恥ずかしくなってしまうやん。

 

で、思い出した話が。

竹内まりやの初期の名曲『September』(1979年)

この歌の歌詞に「借りていたdictionary、明日返すわ」という部分があるんだけど、これを見た竹内まりやは「こんなこと普通言わないから、歌えない」と言ったという。作詞はあの松本隆。

たしかに「辞書」と言えばいいものをわざわざ「dictionary」なんていう人は、ちょっとアレだ。いや、ちょっとどころではない。充分気味が悪い。

が、説得された竹内まりやはこれをサラリを歌ってのけた。件の箇所には何の違和感も残さず。

そして毎年9月になるとdictionaryほか、借りたものを返さない人々の心にも流れる名曲となったのだ。

 

”ど~るちぇあ~んどがっぱ~なぁ~”は、今後どんなふうに人々の心に残るだのろう。

 

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先日見た映画『アメリカで最も嫌われた女性』について。

この映画はマデリン・マーレイ・オヘアという実在した人物を描いたもの。

無神論の活動家のマデリンは、自分の息子が通う公立学校で「聖書を朗読するのは違憲」という判決(1963年)を勝ち取り、その後も支援者とともに活動していた。が、ある事件に巻き込まれてしまいー、という話。

この人は、人の信仰まで否定したわけではない。信仰を持たないことがそれほど「嫌われる」ことになるの?と思って見ていたら、あらま、この人、神も信じなければ、誰のことも信じられなかったようで、めちゃくちゃ口が悪くて畏れを知らない粗暴なババアだったみたい。で、それがもとで事件に巻き込まれて悲しい顛末を迎えることになりー。

 

宗教にハマる必要はないけれど、現実性や合理性が及ばない世界に対する畏怖のようなものを、人間は失ってはいけないのかもしれない。

 

で、その真逆のような話のドラマ『メシア』も面白かった。


-Netflix

突如として現れた男は世界を救うメシア(救世主)なのか。

中東の紛争地帯で被弾した少年を生き返らせたり、アメリカ南部を襲うハリケーンからある教会を救ったり、ワシントンでは大勢の前で水面を歩いて見せたり。救世主なのか、奇術師なのか。世界を混乱に陥れようとしているのか。

メシアにすがり翻弄される民衆の姿がなかなかリアルなドラマだった。

 

が、残念なことに、多くの謎を残したままシーズン1での終了が決定しているという。

もう、どうすんねん、救われんやん。

 

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一方、めちゃくちゃ楽しみにしていたドラマ『ラチェッド』がイマイチだった。

名作『カッコーの巣の上で』で、権威主義の看護婦長として主人公のマクマーフィと対立するラチェッドの前日譚というけれど、『カッコー』のラチェッド像とぜんぜん結びつかない。

戦時中の精神科病院なのにやたら煌びやかで、なぜか異性愛は成就しないライアン・マーフィー色が強すぎるの仕上がり。アメホラの世界観そのもの。

おそらく続編もあるだろうから、これは重要保留案件ということにしましょ。

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