映画『もう終わりにしよう』(2020年)のザックリとしたあらすじと見どころ

ホラー/スリラー

映画タイトル:もう終わりにしよう

原題:I’m Thinking of Ending Things

製作年:2020年 アメリカ

監督:チャーリー・カウフマン

映画『もう終わりにしよう』は、

関係を終わらせようと考えながら恋人に連れられて実家を訪れた女性。その身に起こる不思議な出来事とはー。
映画『マルコヴィッチの穴』(1999年)のチャーリー・カウフマンが監督・脚本を手掛ける過去と現在、主体と客体が混在する異色スリラー。

キャスト

・ジェシー・プレモンス -(ジェイク)
恋人を連れて実家を訪れる男

・ジェシー・バックリー (ルーシー)
ジェイクの恋人

・トニ・コレット
ジェイクの母親

・デヴィッド・シューリス
ジェイクの父親

映画『もう終わりにしよう』の見どころと感想

(*ネタバレなしでお楽しみください)

Netflix

ある雪の日、恋人を連れて実家へと車を走らせるジェイク。恋人ルーシーは別れたいと考えているも野の切り出せずにいます。道中の会話は次第に途絶え、天候は悪化し吹雪に。

実家に到着した2人を待っていたのはジェイクの両親。豪華な手料理でもてなしてくれますが、ちょっと様子がおかしい。家に飾ってある写真や絵、本などから、ルーシーは自身の体験とジェイクの人生が入り混じっている感覚に襲われます。

そして吹雪の中、車で帰路につく中、その体験はますます異様なものにー。

評)世界のズレはちょっとだけおかしくて強烈の寂しい

ストーリーの細かな説明は控えたいネタバレ厳禁系映画です。

「もう終わりにしよう」で始まるモノローグと雪の中、車の到着を待っているルーシー。儚いラブストーリーかおとぎ話のように始まるのこの映画は、どんどんと異様な世界に姿を変えていきます。
意味深な会話やモチーフ。これをつなぎ合わせようとすると、次のシーンでは思わぬ展開に。ルーシーが病んでいるのだろうと思いながら見ているとー。

原作はイアン・リードの同名小説。全編に漂う「孤独感」は、この映画の重要なキーワードでしょう。
ジェイクは、ルーシーは何者なのか。この映画の主体は誰なのか。チャーリー・カウフマンらしく頭の中を引っ掻き回していきます。

ミュージカル映画『オクラホマ』(1955年)やジョン・カサヴェテスの映画『こわれゆく女』(1975年)の引用、言及も嬉しい。特に『こわれゆく女』に対するルーシーの批評は映画ファンにはたまりません。

この監督ならではの悪癖のような難解さは、映画を解釈すること自体を拒むかのよう。誰が作ったんかいっ!こんな映画!というツッコミ待ちのようなエンドロールも必見です。

ジェシー・プレモンスとジェシー・バックリー。2人が見せる世界のズレは、ちょっとだけおかしくて、強烈に寂しい。その究極の寂しさをNetflixでぜひ。

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