映画『ハングリー・ハーツ』(2014年)のザックリとしたあらすじと見どころ

ホラー/スリラー

映画タイトル:ハングリー・ハーツ

原題:Hungry Hearts

製作年:2014年 イタリア

監督:サベリオ・コスタンツォ

映画『ハングリー・ハーツ』は、

運命的な出会いから結婚し男児を授かった夫婦の愛と崩壊を描くストーリーです。
主演はアダム・ドライバーとアルバ・ロルヴァケル。ロルヴァケル演じる壊れていく妻は『ローズマリーの赤ちゃん』(1968年)や『こわれゆく女』(1974年)に匹敵!? 必見の1本です。

キャスト

・アダム・ドライバー(ジュード)
技術者 ミナと結婚し1児の父となる

・アルバ・ロルヴァケル(ミナ)
アメリカ大使館勤めのイタリア人 ジュードの妻

・ロバータ・マクスウェル(アニー)
ジュードの母

・ジェイク・ウェバー(ビル)
産婦人科医

映画『ハングリー・ハーツ』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

(C)Wildside 2014

ニューヨークの中華料理店のトイレに閉じ込められてしまったジュードとミナ。このことがきっかけで2人は恋に落ち、やがてミナは妊娠します。

妊娠中にふと立ち寄った占いで、「お腹の子どもはインディゴ(チルドレン)」と告げられたミナ。それ以後ミナは現代医療を拒むようになり、元来の菜食主義にも拍車がかかるように。男の子を出産したミナは、赤ちゃんには母乳以外は自家栽培の野菜しか与えず外出もしない。携帯電話の電波も遠ざけるなど徹底した自然信仰の末、常軌を逸していきます。

そのミナに理解を示しながらも栄養不足による発育不全の息子が心配なジュード。ミナに隠れてたんぱく類を与えたり、病院を受診したりするジュードは、ある決断を下します。

が、しかしー。


冒頭の2人が出会うトイレのシーンは非常に面白くてラブコメか?という感じなんですが、ここからどんどん狂気の世界に堕ちていきます。が、そのトイレのシーンにも、やがて噛み合わなくなる2人の本性が見え隠れしているのです。

大使館勤めだったのイタリア人のミナはそれなりに仕事のやりがいもあったろうに、転勤が決まったところに妊娠が発覚、結婚、退職を余儀なくされ、おまけ夫ジュードの実家には狩猟したシカの頭がヤマほど飾られているし、菜食主義者としてはキツイ。

孤独や疎外感が占いに導き、そこで「インディゴチルドレンを生む」という予言(?)に行きついてしまったのでしょう。で、このインディゴチルドレンについてちょっと補足しますと、インディゴチルドレンとは、超能力的な特別な力を持った子どものことで、1970年代にとある超能力者発信で広まった、スピ系のアレです。(ザックリでスイマセン)

これをすっかり信じ込んでしまい自然信仰に傾倒していくミナ。「何かおかしい」と思って訪ねてきたジュードの母アニーにも「骨と皮じゃない!」と言われるミナ。ま、赤ちゃん(役)はさすがに栄養失調のようには見えませんが、 ミナのアルバ・ロルヴァケルはかなりガリガリで真っ白。デカイ、肉食アダムと並んだときのコントラストはわかりやすい。ミナの狂信っぷりがかなりのものなので、夫が一方的にかわいそうにも見えるのですが、いやいや、結構この夫、この男もかなり問題アリですよ。

映画は現実的な解決法を模索する社会ドラマかな、と思わせておいて、後半一気にホラー展開に。

そして、どうしても気になるのが序盤の結婚式のシーンで映画『フラッシュダンス』の主題歌、アイリーン・キャラの「フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング」が使われていること。1983年の大ヒットした映画と何か関連があるのでしょうか。この映画最大の謎です。

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