映画『最後の追跡』(2016年)のザックリとしたあらすじと見どころ

犯罪/ギャング

映画タイトル:最後の追跡

原題:Hell or High Water

製作年:2016年 アメリカ

監督:デヴィッド・マッケンジー

 

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◆映画『最後の追跡』は、

銀行強盗の兄弟と、それを追う定年間近の保安官を描いたクライムアクション映画です。
が、これは古めかしい「銀行強盗VS保安官」のストーリーではありません。
イラク戦争とリーマンショックの後遺症にあえぐアメリカ地域社会の現実とはー。

 

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◆キャスト

・ジェフ・ブリッジス(マーカス・ハミルトン)
定年間際のテキサス・レンジャー

・クリス・パイン(トビー・ハワード)
ある目的から銀行強盗を働く 元来真面目な男

・ベン・フォスター(タナー・ハワード)
トビーの兄 粗暴な性格でトビーと共に銀行強盗を働く

・ギル・バーミンガム(アルベルト・パーカー)
マーカスの相棒を務めるテキサス・レンジャー

 

◆映画『最後の追跡』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

-Netflix

テキサス州郊外で2人組の男が銀行を襲う事件が発生します。

銀行を襲ったのは、トビーとタナーの兄弟で、2人は強奪した金をギャンブルで儲けたと見せかけるためにカジノに向かいます。

 

兄弟の母は借金を抱えて他界しており、所有する農地は銀行の抵当に入っていました。
農地には石油が埋蔵していることがわかっており、銀行の不当な融資によって財産を巻き上げられたのです。

さらにその裏には農地を安く買い叩こうとする企業の存在がー。
トビーは離婚した妻と子供にこれらの農地を残すため、標的を絞って銀行を襲うことを企てたのです。

 

それを追うのは、定年間際のテキサス・レンジャーのマーカス。
マーカスは首尾よく捜査を進める一方、若い相棒のアルベルトに対し、ネイティブアメリカンの血を引いていることをからかう差別的な言動を繰り返します。

 

数件目の強盗で銃をもった地元住民らに追われることになった兄弟。
逃走中に弟トビーは腹部を銃撃され重傷を負います。

その弟を追っ手から逃がし、自ら囮となる兄タナー。
マーカスらテキサス・レンジャーとの激しい銃撃戦は、タナ―とマーカスの相棒アルベルトの命を奪うことに。

 

アルベルトを失い大きな喪失感を抱えることになったマーカス。
定年後、捜査の手を逃れ目的を達成したトビーと再会しー。

 

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テキサスの雄大な自然の中、荒廃した道路わきにはイラク戦争を批判する落書きとローン会社の看板。西部劇さながらの雰囲気を携えながら、ここに描かれているのは紛れもなく現代社会なのです。

弱者から搾取する銀行や大企業を「悪」と見立てれば、これは勧善懲悪の復讐劇とも思えるでしょう。

しかし、この映画はそんな古き良き西部劇スピリットが及ばない現実を映し出しています。

 

銀行強盗を企てたトビーの行為は正義ではないけれど、果たした「悪」なのでしょうか。

 

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この映画で老いぼれテキサス・レンジャーを演じるジェフ・ブリッジス。
この手の役はもはや「お手のもの」といった感じです。

終盤の銃撃戦では、でっぷりしたお腹で小高い丘に登るのもやっとこさっとこ。

なのにー(ココ見どころです)。

 

ぜひNetflixでお楽しみください。

 

 

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