映画『グッバイ、レーニン!』(2002年)のザックリとしたあらすじと見どころ

ヒューマンドラマ

映画タイトル:グッバイ、レーニン!

原題:GOOD BYE, LENIN!

製作年:2002年 ドイツ

監督:ウォルフガング・ベッカー

 

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◆映画『グッバイ、レーニン!』は、

東西ドイツが統一したことを知らない社会主義信奉者の母と、その母を失望させまいと「東ドイツ存続偽装」に奔走する息子を描いたヒューマンドラマです。
東西分断と統一を東側から、あえてポップにコミカルに描いた秀作です。

 

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◆キャスト

・ダニエル・ブリュール(アレクドサンダー・ケルナー アレックス)
東ドイツでテレビ修理工として働く青年 子どもの頃の夢は宇宙飛行士

・カトリーン・ザース(クリスティアーネ・ケルナー)
アレックスの母。夫が西ドイツに亡命 社会主義思想に傾倒しながら、ひとりで子育てを行う

・チュルパン・ハマートヴァ(ララ)
看護学生 ソ連からの交換留学生

・マリア・シモン(アリアネ・ケルナー)
アレックスの姉

・フロリアン・ルーカス(デニス・ドマシュケ)
アレックスの同僚 映像マニア

・ブルクハルト・クラウスナー(ローベルト・ケルナー)
アレックスの父 西ドイツで再婚しているで医師

 

◆映画『グッバイ、レーニン!』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

-© 2003 Sony Pictures Classics. All rights reserved.

1989年、東西分裂下の東ドイツで母と姉と暮らす青年アレックス。
アレックスは家族に内緒で東西統一と民主化を呼びかける反体制デモに参加します。
が、警察に身柄を取り押さえられるアレックス。そのもようを運悪く目撃した母クリスティアーネは、ショックで心臓発作を起こし、そのまま昏睡状態にー。

8か月後、奇跡的に意識を取り戻した母。再び発作を起こさないよう「ショックを与えてはいけない」と医師から言われたアレックス。

しかし、この8カ月の間にベルリンの壁は崩壊し、社会は東西統一に向かって進んでいました。
熱心な社会主義信奉者の母にとっては何よりショックな事実。

アレックスはいまだ社会主義体制が続いていると母のための偽装工作に奔走しますがー。

 

―――――――

 

物資も乏しく、文化も古臭い当時の東ドイツ。
けれどもそれがダメなわけでもなく、そこに誇りを持って生きる人々がいたわけですよね。
母クリスティアーネもそんな一人で、彼女が社会主義にのめり込んでいく背景にもなるほど、と思わされる理由がありました。

で、そんな母を思うアレックスの偽装工作のアイデアが最高に面白い。

同僚デニス(←この人、最高です!)とともに架空のニュース映像を作ったり、もうどこにも売っていない東ドイツ製のピクルスを入手しようと奔走したり。それでも目に入ってしまう西側文化(コカ・コーラの大型広告)を「東ドイツが国営化した」とか「東側に亡命する人が増えている」などの大ウソで切り抜けようとするのです。

そのアレックスの協力者は、ロシアからの看護留学生のララ。これがまたカワイイったらありゃしない。

結果的に崩壊した社会主義なので、なんだか暗くなりそうな話ですが、この映画はそんな暗さや重さはほとんどありません。

街に出てしまった母の目の前を、撤去されたレーニンの銅像が助けを求めるように手を伸ばしているシーンは見ものです。

東西分断と統一のドイツをあえてポップにコミカルに描く秀作『グッバイ、レーニン!』をぜひ。

 

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