映画『グロリア』(1980年)のザックリとしたあらすじと見どころ

映画レビュー
スポンサーリンク

映画タイトル:グロリア

原題:gloria

製作年:1980年 アメリカ

監督:ジョン・カサヴェテス

スポンサーリンク

◆映画『グロリア』は、

ニューヨーク、サウスブロンクスを舞台に、組織に追われる少年と少年を守ろうとする女の物語です。

監督はジーナ・ローランズの夫、ジョン・カサヴェテス(俳優としては『ローズマリーの赤ちゃん』の夫役など)。

リュック・ベッソン監督の映画『レオン』(1994年)の原型と言われるこの作品は、とにかくジーナ・ローランズがタフでクールでカッコイイ!

「女」を語るときに、絶対に外せない1本です。

 

スポンサーリンク

◆キャスト

・ジーナ・ローランズ(グロリア・スウェンソン)
サウスブロンクスのアパートに一人で暮らす中年女性。

・バック・ヘンリー(ジャック・ドーン)
グロリアの隣人。ギャングの会計士をしていたが、命を狙われている。

ジョン・アダムス(フィル・ドーン)
ジャックの息子。一家でただ一人生き残るが、ギャングに追われる身となる。

ジュリー・カーメン(ジェリ・ドーン)
フィルの母。ギャングに襲撃され死亡。

スポンサーリンク

◆映画『グロリア』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

-Columbia Pictures / Photofest / ゲッティイメージズ

ギャングの会計士をしていた男ジャックは、横領とFBIへの情報漏洩がバレ、組織に追われる身。

アパートまで追っ手が迫るなか、ジャックは6歳になる長男フィルを隣家の女性グロリアに託します。

 

一旦はこれを断ったグロリアですが、危機が迫るなかやむなく引き受ることに。

その直後にジャックの部屋は爆発ー、ジャックほか、一家は皆殺しにされてしまいます。

 

フィルは父親から、組織の秘密を記した「手帳」を託されており、フィルの身も危ないと察した グロリアは 、フィルを連れてアパートを出ます。

ここから、ギャングに追われる少年と女の逃走劇が始まるのです。

 

 

冒頭に映し出されるサウスブロンクスのシーンから強烈なカッコよさを放っているこの映画。

ストーリーは、ギャングに追われる女(グロリア)と少年(フィル)、というだけの超シンプルなものですが、グロリアの存在感が半端ないんです。

 

グロリアは組織のボスの元情婦。
子供嫌いで、ウンガロの服に身を包むクールなアラフォーです。

 

やむなく少年を守ることになった戸惑いを隠せないグロリア。
ギャングを相手に意を決して拳銃をぶっ放すグロリア。
小生意気なフィルにも手を焼くグロリア。

 

「かっこよさ」というのは、完全無欠の強さではなく、葛藤する姿にあるのかもしれません。

 

―――――――――

 

大人の女性が少年を守るというと、母性的な関わりに縛られてしまいがちですが、この映画にはそういったウェットな印象はありません。

グロリアの「一大人、一女」としてのリアルな存在感に加え、6歳の少年の妙な色気もまた、この二人の関係を独特なものにしています。

人間同士の信頼と愛情こそが、この絶妙な関係性を作っているのでしょう。

 

愛情のかけどころに戸惑う(?)中年女性におすすめしたい、大人の女の映画です。

 

 

タイトルとURLをコピーしました