難問です!「 ブログ って何?」

難問です!「 ブログ って何?」

「 ブログ って何?」と聞かれて、あなたは何と答えますか?

Web上に書く日記とか、日記に限らず情報全般とか、文章だけじゃなく写真や動画も含めるとか、アフィリエイトやアドセンスで収益化もできるものとか、承認欲求を満たすものとか、なにやら消耗するものとか、オワコンと言われるものとかー。

いまや多種多様となったブログについて、端的にかつ正しく説明することは困難を極めます。

 

が!それよりも困難なのは、「ブログ」をまったく知らない相手に「ブログとは何か」を分かってもらうことです。

 

これは、その困難に立ち向かい、無残に散っていった「或るブロガーの日記」であるー。

 

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突如放たれた難問「 ブログ って何?」

義実家で過ごす正月はたまらなく退屈である。

親戚がわんさか集うわけでもなく、嫁としてこき使われるわけでもないので自宅にいる状況とほぼ変わりはないのだが、「義母の話し相手」というのがなんとも厄介。

 

80歳になる義母。ボケてはいないが、年齢相応に仕上がっており、元来のド天然な性格に加え、年々情報処理能力が低下し、直近にインプットされた情報が優先される思考傾向が目立ってきた。
明るくおしゃべり好きなのはいいが、これまた年々義母の脳内で未処理の言葉が吐き出されることが増え、会話が迷走しまくるのである。

 

義母は元旦に届いた年賀状を一枚一枚読み上げ、差出人との思いでやプライベート情報まで延々としゃべり続ける。これにいちいちあいづちを打つものめんどくさい。

というか、差出人のことをまったく知らないので「○○さんのお孫さんは公務員だったかね?」とか聞かれても「さぁ……」としか言いようがない。

しかし、義母はこちらの反応を気にしていないので、どう答えようとそれほど気にするものでもないー、そう思いスマホをいじっているとー。

 

「コーちゃん、それなにを見てるの?」と義母が話しかけてきた。

「あ、ブログです」

「ん?ブログ、ブログっていうのソレ?」

「そうですね、たまたまツイッターで流れてきたブログがオモシロくって……」

「ツイッター? 流れてくる?」

 

あーマズい。完全に通じていないけど、無視はできん。

「えっとですねー、ネットの記事です」と超ザックリとした返答でこの場を乗り切ろうとした。

 

が、敵は想像以上に手強かった。

 

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ブログは「ネット」である

「ネット! ネットなの?」

と、義母はやにわに食いついてきた。

 

義母とネットの因縁は深い。

誰が聞いても「投資詐欺じゃん、ソレ」というものに引っかかった前歴のある義母は、「ここの数字が動いているから大丈夫なのっ!」と英語とグラフだけのサイトに当時必至でアクセスしていた。

が、その件でこっぴどく叱られて以来「ネットはよく分からない、ネットは怖い」と思っている。

 

それはそれでいいのだが、「ブログって何?」の答えに「ネット」という概念を含めなくすると説明は困難を極める。

 

どうする?

 

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ブログは「本」である

「ネットにお勧めのお店のこととか、映画のこととか、いろいろ書いてあるんですよ」

ネット云々の解説は抜きにして、ブログに何が書いているのかを説明してみた。

 

「ふーん、本なのね」

 

本!?

 

義母にとっては文字情報媒体と言えば「本」なのだ。

お店や映画に関する情報を「本的なもの」と理解するのも間違いではない。

 

が、「ブログは本である」というのは、文士気取りの勘違いヤローの戯言のようでマズい。

なんとか修正せねばならん。

 

ブログは「天童よしみ」である

「あっ!天童よしみ!」

 

天童よしみ!?

なぜここで「天童よしみ」なのか、と思ったが、義母はテレビを眺めていた。
私と「ブログとは何か」について議論していたかと思ったら、関心はすっかりテレビの「天童よしみ」に移っていたのだ。

「天童よしみ」を見ながら義母は笑っている。

何がそんなにオモシロいのかは分からないが、とにかく「天童よしみ」はオモシロいらしい。

 

義母の関心が「天童よしみ」に移ったので、これ幸いと再びブログを見ていると、

「それってオモシロイの?」と、まさかのリターン。

天童よしみのコーナーが終わったらしく義母は退屈になったのであろう。

 

天童よしみ、もっと出続けろよ!頑張れよ!

 

ブログはオモシロいのか? 天童よしみよりもオモシロいのか?

 

ブログは「写真」である

「まぁ、オモシロイものもあれば、そーでもないものも……」と適当にかわそうとしたが、「天童よしみ」を失った義母は猛然とくらいついてきた。

 

「お義母さんが見てもオモシロいのあるかしら? そのブ……なんとかって」

「そうですね。有名人が書いてるものもありますよ。海老蔵とかー」と、試しに海老蔵氏のブログを見せてみた。

 

「ふーん、写真、ね」

 

写真に一文が添えられるだけの「海老蔵スタイル」をナチュラルにdisる義母。

 

「ブログは写真である」と認識されたもよう。

 

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ブログは「海老蔵」である

「ふーん、コーちゃん、海老蔵さんが好きなのね。でもあの人(海老蔵氏)も大変よね。奥さんが早くに亡くなってね。子供は小さいのに……。再婚しないのかしらね。奥さんのお姉さんもいたわよね、なんだったっけ。ほら、あのー」

 

なんでそーナンねん! 海老蔵氏の再婚がどうとか知らんがな!

 

そこに、

「ねぇ、どっか初売り行く?」と夫が割り込んできた。

「そうね。ちょっと行ってみようかね」とはしゃぎ出す義母。

 

うっかりしていたが、義母の思考は「常に最新の情報が優先される」のだ。

なので、ブログでもネットでも本でも天童よしみでも写真でもなく、「ブログは海老蔵である」

 

ある意味、本質にたどり着いてしまったのかもしれない。

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