神回!『100分deフェミニズム』/抑圧への反応が見どころ/もう一度「エッセイ」に向き合う

まんざらでもない日記

2023年1月9日

2日に放送されたNHKのスぺシャル番組『100分deフェミニズム』 ようやくNHKプラスで視聴した。

フェミニズムというと、とかくネット界隈では荒れがち。”ツイフェミ”と呼ばれる人たちの過激な姿勢には正直ウンザリしている。

そうした荒れた場ではなく、もっと冷静にフェミニズムを考えたい。4名の論客たちがフェミニズムに関する名著をとりあげ紹介するこの番組は、その絶好の機会だった。

フェミニズム問題のパイオニア、上野千鶴子さんをはじめ、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』の著者、加藤陽子さん、翻訳家の鴻巣友季子さん、沖縄で10代のシングルマザーたちを支援するシェルターを運営する上間陽子さんの4名に、MCの安部みち子アナウンサー、タレントのバービーさん、朗読は役者、安藤玉恵さんというオール女性構成。

紹介された本はどれも興味深いもので、とくに鴻巣さんが紹介されたマーガレット・アドウッドの『侍女の物語』と続編の『誓願』は読んでみたいと思った。

フェミニズムとは何か、なぜ女性の権利がこれほど問題になっているのか。ネット上ではツイフェミが男性を否定、排除し、まるでフェミニズムのホモソーシャルを形成していくかのように映ることがある。フェミニズムが目指すのはそういう未来ではないはず。

「組織に半身でかかわっていくこと」という上野さんの一言。この先、いろんな場面で思い起こすだろうな。


アドウッドの『侍女の物語』は、女性が4つの階級に区分されて男性に支配される世界というディストピアを描いたもの。1990年に映画化され、Huluでドラマ化もされているらしい。

人間が人間を支配、抑圧するー、という共通点のあるこちらも面白かった。

Netflixドラマ『グレコ家の秘密』

Netflix

一見、裕福なグレコ家。が、実は生計を支えていたのは誘拐による身代金だった、という話。アルゼンチンで実際に起きた事件をメキシコに舞台を変えてー、の全9話。

誘拐の首謀者である父がとにかく極悪で、コレに完全に支配、抑圧されている一家。
犯罪に直接かかわる2人の息子、気づかないはずないよな、と思えてならない妻、何にも知らないとはいえ複雑に育っちゃったね、という2人の娘。それぞれのキャラに内包された”抑圧への反応”がこのドラマの見どころ。

『ナルコス メキシコ編』でティファナ・カルテルのキレやすいラモンを演じたマヌエル・マサルバ(グレコ家の長男)も熱演。おすすめです。


先週ボヤいたとおり、仕事としての「物書き」を終えることにしました。

といっても、このブログほか、書くこと自体は続けます。
で、もう一度「エッセイ」というものにちゃんと取り組んでみようと手にしたこの本。

目新しいことが書かれているわけではないけれど、読んでみてあらためて気づかされることの多い1冊です。

「自分が書きたいこと」を「他人が読みたくなるように書く」

日々精進。

タイトルとURLをコピーしました