久々の運動でめまい/裏切らない運動嫌い/「酷評レビュー」の作法

まんざらでもない日記

2022年9月12日

朝晩は少し涼しくなってきたので、このなまりきった身体をどうにかせねばと軽い筋トレ(自重トレーニング)とストレッチをはじめた。

酷暑を避けて家の中で過ごすことの多かったこの夏、スマホのアプリでは1日100歩くらいしか歩いていない日も珍しくなかった。

そんな身体を恐る恐る動かしてみているのだが、とにかく固い。身体がミシミシいう。
といってもこれは想定の範囲内。これまでも幾度となく「怠けては鍛え、そしてまた怠け」を繰り返してきたので久しぶりの運動で身体が軋むことくらい承知のこと。

が、今回はそれに加えて「めまい」「吐き気」という症状が。

健康になりたいと思って始めた運動でめまいや吐き気とはー。どうやらこれも運動不足ゆえのことらしい。これまで脳と胃や肝臓だけに血液を循環させていたこの身体。それが急に筋肉に血液を供給しなければならなくなったため脳と胃が軽い虚血を起こしているのだと(ザックリ説明です)。

これにめげて運動をやめてしまっては元の木阿弥。徐々に身体を慣らしていくしかない。

体重も”数字”としての体重は減らなくても、軽くなった”実感”がほしい。いや、もちろん数字も減ってほしい。


「物書き」といえば子どもの頃からずっと本しか読んでいなくて、「運動嫌い」「運動は苦手」というイメージがある(勝手なイメージです。スイマセン)が、結構身体を鍛えている作家は多い。

あの三島由紀夫はちょっと別として、村上春樹さんはフルマラソンやトライアスロンをやってるし、羽田圭介さんも細身に見えるが筋トレをしている。湊かなえさんや唯川恵さんは山に登っている。角田光代さんは運動嫌いだったのに走ることに目覚めてしまったという。なんかちょっと裏切られた気もする。

そんななか、やっぱり期待を裏切らない運動嫌いの作家といえば三浦しをん。
箱根駅伝をテーマにした『風が強く吹いている』ほか、作品にはアクティブな登場人物たちも多く登場するけれど、三浦さん本人はまったく運動はしないという。

安心した。いや、安心してる場合じゃなくて積読の最新刊を読まねば。


話は全然変わります。「酷評レビュー」について。

映画や本だけでなく、飲食店や商品など、さまざまなもの、サービスに対しレビューが投稿される今。
お店選びや買い物のときにレビューに悪い意見があると多少気にもなるし、映画でもほかの人のレビューを読んで「随分評判悪いな」と思うこともある。

作品や商品に関係のない言いっぷり(誹謗中傷、悪口ですね)は論外として、辛辣な意見のなかにも参考になるものも多い。

が、いざ書くとなるとけっこう難しい。
”酷評”とまではいかずとも、それほどイイとは思わなかった評判の映画や小説はたしかにある。
けれどもこれをただ「面白いとは思わなかった」「気にいらなかった」という感想だったら、わざわざ多くの人が目にするところ(レビュー版、Twitterなど)に書く必要はないと思う。

書くんだったら、「面白いと思わなかった理由」を書くべき。
と、わかっていながら、なぜか日和ってアゲ一辺倒になりがちな私のレビュー。

ときには酷評も書いてみたい。

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