Dinksから専業主婦になると、生活レベルが下がるってホント?

コラム
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専業主婦になると決めて仕事を辞めるときに、何人もの人から「生活レベルは絶対に下げられないよ」と厳しい忠告を受けました。もちろんそれを覚悟した上で専業主婦を選択したのですが、実際にはどうなのでしょうか?

Dinksから専業主婦にになると、生活レベルは下がるのでしょうか?

Dinksから 専業主婦 での収入の変化

私の給与収入がなくなったことにより、世帯収入は約40%ほど減りました。

しかし、在宅での仕事(ライター業)が増えたことや、夫の会社の家族手当の支給など、若干の収入増があります。

Dinksから専業主婦での支出の変化

支出が減ったもの

◆食費

外食や中食が減り、私の昼食代がわずかで済むため、食費は10~20%削減できています。

もともとかなり無頓着だったため、ちょっと意識するだけでもこの程度の削減ができています。本格的な「節約メニュー」の導入や「禁酒」を実行すると、あと10~15%くらいは削減可能と考えています。

◆被服費

もっとも大きな支出減はココです。

もともとオシャレ好きで、そこそこ街中の職場までの通勤だったため、洋服やバック、靴、アクセサリーなどにもお金をかけていました。頑張って仕事をしている「自分へのご褒美」として、かなりの散財っぷりでした。が、専業主婦になると着るものは何でもイイわけではありませんが、それほど気を遣う必要はありません。

被服費は90%以上の削減となりました。

◆美容代

被服費と同じく、美容代も50%以上は削減できています。美容室をリーズナブルなところに変えたことで料金は60~70%減です。

また毎日メイクをしないようになり、クレンジングによる肌負担がなくスキンケアも簡単に済ませられるようになりました。

もちろん美容費を削ったところで急に「おブス」にはなりません。仕事の疲労やストレスがない分、ずっと健康的で美しくいられる(ハズです!)

◆娯楽費

趣味の読書や映画にかかる支出はほとんど変化はありませんが、無駄な雑誌の購入やゲームなどのストレス発散の遊興費が減り、娯楽費は40~50%の削減です。

◆その他

職場関係の飲み会がなくなり、交際費はかからなくなりました。

車を普通車2台体制から1台を軽自動車に買い替えたことにより、維持費やガソリン代も削減できています。

また給料から天引きされていた社会保険料も、夫の扶養に入ることで実質的には支出減になっています。

支出が変わらないもの

◆光熱費

「昼間家に居るようになると光熱費は増えるかな」と思っていましたが、そうではありませんでした。

専業主婦になるのを機に、冷蔵庫やエアコン、照明を省エネ家電に買い替えた効果もありますが、昼間の消費電力はほとんど変化はありません。むしろ洗濯機や掃除機をきちんと自己メンテするようになった効果か、無駄な長時間使用がなくなりました。

◆住居費

持ち家で住宅ローンを組んでいましたが、専業主婦になるのを機に一括返済しています。

固定資産税や維持費の変化はありません。

◆医療費

幸い病気やケガもなく、歯科の定期健診費と市販薬の購入のみで大きな変化はありません。

しかし今後は加齢に伴う病気の発症は充分に考えられるため、将来的には支出増と考えています。

◆通信費

スマホやネット環境、有料TVや動画配信サービスは私のライフラインなので、ココに関しては現状維持としています。

支出が増えたもの

◆特になし

今のところ、専業主婦になったことで支出が増えた項目はありません。

生活レベルは「お金」だけの問題じゃない!

このように、Dinksか専業主婦になることで収入は減りましたが支出もかなり減っています。これは「生活レベルが下がった」という状況なのでしょうか? そもそも「生活レベル・生活水準」ってどういうことでしょう?

総務省のデータでは、二人以上の世帯の住居費を除く消費支出は、1世帯当たり 28万円となっています。ちなみに我が家の月々の支出もこのくらいです。この28万円より多く消費していれば「生活レベルが高い」というのでしょうか?

上記のようなデータは、生活にどのくらいのお金がかかっているかの指標にはなります。しかしお金のかけ方の中身は人それぞれです。

家や車にお金をかける人もいれば、趣味やカルチャースクール、スポーツジムにお金を使う人、海外旅行を楽しむ人などがいる一方、極力「もの」をもたない「ミニマリスト」と呼ばれる生活をおくる人もいます。

私の場合は「読書と映画にかかるお金は減らしたくない」と思っていますが、前述のとおり被服費や美容代はガッツリ削ることができました。

生活レベルが高いとか低いとか人と比べてどうこうというよりも、「自分は何にお金を使って、どういう生活を送るのか」をしっかりと考えておくことが重要なのではないでしょうか。その延長線上に自分らしい老後があるのだと思います。

まとめ

Dinksから専業主婦になると収入は減ります。

が、だからといって「生活レベルが下がる」とは一概には言えません。家事能力と金銭管理能力が著しく(?)向上するため、無駄な支出が減ります。

2040年にはわたしも高齢者の仲間入りです。

どんな社会になっているかは分かりませんが、老後のイメージが少しでも明るいものになるように、いまを生きる「老活」をはじめてみてはいかがでしょうか。

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