映画『ブロークン・ポイント』(2013年)のザックリとしたあらすじと見どころ

ヒューマンドラマ

映画タイトル:ブロークン・ポイント

原題:DAYS AND NIGHTS

製作年:2013年 アメリカ

監督:クリスチャン・カマルゴ

 

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◆映画『ブロークン・ポイント』は、

湖畔の別荘に集う家族と知人を描いたヒューマンドラマ。

人間の孤独、嫉妬、すれ違いがてんこ盛りで、チェーホフの戯曲『かもめ』をモチーフにしたという難解な作品です。

 

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◆キャスト

・ベン・ウィショー(エリック)
劇作家志望の青年

・アリソン・ジャネイ(エリザベス)
女優 エリックの母

・ウィリアム・ハート(ハーブ)
エリザベスの兄

・ジャン・レノ(ルイス)
医師 ハーブの友人

・ケイティ・ホームズ(アレックス)
エリザベスの娘

・マーク・ライランス(スティーブン)
アレックスの夫

・クリスチャン・カマルゴ(ピーター)
エリザベスの恋人 映画監督

 

◆映画『ブロークン・ポイント』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

病気の兄ハーブを見舞うために恋人ピーターとともに故郷に向かうエリザベス。
エリザベスは女優としての人気が低迷し、ピーターが監督する映画にも起用されず恋人関係もギクシャクしています。

到着後、家族や管理人夫婦を交えて楽しく食卓を囲んでいるところに、どう見ても病んでる息子エリック登場。

エリックは恋人エヴァとともに野外舞台でかなり前衛的な演劇を披露しますが、女優の母は酷評(ワタシも良さがさっぱり‥‥‥)。

しかも、ピーター(母エリザベスの恋人。ちなみにこの映画の監督、脚本)がエヴァとイイ感じになっているところを見てしまう悩める青年エリック。

で、何を思ったのか、迷彩服に身を包みライフルを持って登場。

アレックスの夫スティーブンが森でせっせとお世話をしているハクトウワシの巣をのぞいたところ、親鳥に威嚇され高木から落下。パニくってその親鳥を撃ってしまうのです。

 

ピーターとエヴァの接近は、エリザベスも当然面白くないわけです。
「もう今夜帰るわよっ!」とか言い出すわけです。

が、兄の余命がそう長くないことをルイスに告げられショックを受けます。

ハクトウワシを撃ったエリックを追い出そうと一同で裁判的なことをしている最中に兄ハーブが倒れ、この土地を離れたかったエヴァは去り、ピーターも一人で車に乗りー。

 

3年後、この家に再び集まった人々はー。

 

――――――――

 

わからん‥‥‥。

愛情不足の母と息子の関係を軸に、これまたうまく行っていない母と恋人、息子と恋人の関係があって、そこに病気の兄とかその医者とか、野鳥をお世話している歳の差夫婦とかー、

とにかく登場人物が多いっ! しかも豪華キャスト! でもそれを感じさせないっ!という仕上がりです。

 

ベン・ウィショーがこれでもかっ!っていうくらいに鬱々としているし(そこがまたイイ!)アリソン・ジャネイは毒親顔だし(アリソンの毒親っぷりは『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』で完成します)、兄ウィリアム・ハートは軽快に踊ってるし、クレジットでは最初なのにケイティ・ホームズはそれほど出番がないしー。

悲劇には違いないのですが、こうも露骨に、悲劇ですよ~、嫉妬ですよ~、裏切りですよ~、破滅ですよ~、となると、「いや、これはある意味、喜劇ではないか」と思えてくるから面白い。

 

この映画の元となったチェーホフの『かもめ』

チェーホフはこれを喜劇として書いたと言われ、長らく「どこが!?的論争」が絶えなかったといいます。

 

当事者にとっては悲劇であっても、客観的に見れば笑えるー、という話は映画(ウディ・アレン映画はまさにそう)だけでなく実社会でもよくあることで、これを不謹慎と一蹴してしまう今の閉塞感こそ、まさに悲劇です。

 

 

笑うのではなく、笑えるー

この感覚こそが人生を豊かにするのではないかな、と。

あ、話が壮大になりましたが、ベン・ウィショーがたっぷり堪能できる1本です。

 

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