本と読書

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鮮烈な心象が”解釈”を引き寄せる 『少女を埋める』の評論で議論

文學界9月号に掲載されている桜庭一樹氏の小説『少女を埋める』をめぐって、とても興味深い議論が起こっています。「解釈は自由」なのか、「あらすじと解釈は不可分」なのか。というわけで『少女を埋める』を読んで考えてみました。
2022.03.28
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『祝福』 長嶋有 大切な誰かに贈りたい1冊

短編集『祝福』は、その社会の中のどこにでもいそうな人たちの何気ない日常のストーリーです。世の中との距離のとりかた、接点の持ちかたが様々な登場人物たち。流されたり、流されまいともがいたりする姿に自分を重ねてみた1冊です。
2022.03.28
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『スタッキング可能』 松田青子 身体で読む本

表題作ほか3篇の中編と、その間とラストに置かれた3篇の連作短編からなる。もうぶっちゃけ、読んでみて!としか言いようがない1冊です。
2022.02.23
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『悪党たちの大英帝国』 君塚直隆 人が歴史を動かす

『悪党たちの大英帝国』君塚直隆著は、ヘンリー8世以下7名の「悪党」をピックアップしてその人生を振り返ります。もともとはアウトサイダーであった7人が、いかにして権力の中枢に立ち歴史を動かしてきたかー。映画やドラマとは一味違う「悪党」の姿と、そこから見える歴史の変遷になるほどと思わされる1冊です。
2022.01.26
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『悪童日記』 アゴタ・クリストフ 不条理な現実を直視しているか

『悪童日記』は戦時下のある国境近くの町を舞台に、祖母に預けられた双子の男児の視点で描かれる日記小説です。 著者アゴタ・クリストフは、1935年ハンガリーに生まれ、のちに西側に亡命。1986年に発表された本作は著者のデビュー作で、多くの国で翻訳されロングセラーとなっています。
2021.12.18
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『最初の悪い男』 ミランダ・ジュライ 複雑で不思議で寛容な世界

マルチアーチストとして活動するのミランダ・ジュライ。映画『ザ・フューチャー』で見せた独特でシュールな世界観さながらに本書で描くのは43歳独身のシェリル。独自の「システム」で生きる、ちょっとイタいシェリルの「自分らしく生きる姿」をとおして見えてくる世界とはー。
2022.05.30
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『目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙』 ジョージナ・クリーグ  ひとりの人間としてのヘレン・ケラーを知る

『目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙』は、視覚障害を持つ著者ジョージナ・クリーグが、ずっと比較され続けてきたヘレン・ケラーに対し、「怒り」の手紙を綴ったものです。そこには、私たちが知る『奇跡の人』としてではなく、ひとりの人間としてのヘレン・ケラーの姿がー。
2022.05.30
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『レイラ最後の10分38秒』エリク・シャファク 死が与えた「生きる力」

2017年、臨床死に至ったある患者が、生命維持装置を切ったあとも10分38秒間、生者の熟睡中と同種の脳波を発し続けたと医学誌が発表。このニュースに興味を持った作家エリク・シャファクの本書『レイラ最後の10分38秒』。その10分38秒に人は何を思うのだろう、人生を振り返るとしたらー。
2022.04.26
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『美しい子ども』松家仁之編  イノセントでスリリングな短編小説集

『美しい子ども』は、新潮クレスト・ブックスの創刊15周年を記念して2013年に発刊された短編集です。編者は松家仁之氏。その1日が物語の登場人物たちとともにあるような、ちょっとイノセントでスリリングな読後感をぜひ。
2022.03.28
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『夜と灯りと』クレメンス・マイヤー 言葉で整えられることを拒むような気持ち

『夜と灯りと』は、2006年のドイツ映画『希望の灯り』の原作短編『通路にて』を含む短編集です。東西統一後のドイツで「負け組」として生きる人たちの姿を描いています。鬱屈した社会の中で、マイヤーが光をあてる人々の物語とはー。
2022.03.28
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