病院にかかった方がいいの?「病院を受診するかの判断は?」 

病院に行くライフスタイル
新型コロナウイルス感染症については、厚生労働省のHPをご参照ください。

 

体調が悪いけど、病院に行くべきかどうか……。誰でも迷うことですよね。

「せっかく病院に行ったのに、検査もしてもらえなかった」「薬も出してもらえなかった」という結果もあれば、「なんでこんなになるまで放っておいたの!?」と言われてしまうことも。

 

シリーズ『医療情報と正しく付き合い、賢く病院にかかるための知恵』<第1回>は、「病院にかかるかどうか、受診の判断について」です。

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病院を受診するかの判断 本人(自分自身)の場合

症状が進行しているときは「病院を受診する」

自分自身の症状が次のような場合は「病院を受診する」という判断が必要です。

・痛みが強くなっている
・息苦しさが増している
・ボーっとしてきた
・ケガの出血が止まらない
・外傷部が変形してきた
・身体が動かせなくなってきた
・ダイエットしていないのにどんどん痩せていく

特に、吐き気を伴う頭痛や、呼吸苦胸の痛みなどは、急激に症状が進行する場合があるため、早めに受診しましょう。

療養しても症状が改善しないときは「病院を受診する」

症状がそれほど強くなく、しばらく休むことで自然に良くなる病気(一部の感染症、炎症)があります。

しかし、療養していてもも、症状が改善しないケースには慢性の病気が潜んでいる可能性があります。

 

どのような症状かにもよりますが、1週間~10日を判断の目安とし、一度病院を受診しましょう。

ちゃんと仕事を休むためにも「病院を受診する」

「体調が悪いけど仕事は休めない」という人がほとんどだと思います。

しかし、無理して働き続けた結果、症状が悪化してしまっても、会社が病気を引き受けてくれるわけではありません。

 

前述のような症状が進行している場合は、早めに「病院に行く」ことが、結果的に仕事への影響を最小にすることにつながります。

 

また、「診断書がないと仕事を休めない」という、ちょっとブラックがかった職場の場合、きちんと休みを取るためにも病院を受診して診断書を出してもらいましょう。

病院を受診するかの判断 家族の場合

高齢者は早めの判断

高齢者(おおむね70歳以上)の場合は、若い人ほど症状がハッキリしないケースがあります。

発熱もしにくく、痛みや息苦しさも感じにくく、自分の症状をうまく表現できない場合があります。

 

「いつもよりも元気がないな」「めずらしくご飯を残したな」「なんかおかしなこと言ってるな」という家族の気づきで、病気が見つかることもー。

高齢者の場合は、「いつもと様子が違うな」と思ったら、早め(1~3日を目途)に「病院に連れて行く」という判断したほうが良いでしょう。

基礎疾患(持病)がある人は悪化に注意

糖尿病や高血圧症、心臓疾患(心不全や不整脈)、腎臓疾患、脳血管障害などで治療中、あるいは既往歴のある人は、ほかの病気がこれらの持病を悪化させることがあります。

特に高齢者の場合は注意が必要です。

病院を受診するかの判断 介護施設の場合

高齢者の介護施設には、医師や看護師が常駐しておらず、特定の病院とも提携がない施設もあります。

そこで働く職員(介護士、ヘルパーなど)もまた、病院に連れて行くべきかどうかの判断に迫られます。

 

前述のとおり、一般的に高齢者は症状が分かりにくいという特徴があるため、「このくらいなら様子見ても大丈夫かな?」が大丈夫でない場合もあります。

「微熱だから」「ちょっとトイレの回数が少ないだけだから」と安易に考えず、「病院に連れて行く」という判断、またはその人のかかりつけ医やケアマネへの相談を早めにしましょう。

医療情報と正しく付き合う 一度の受診で結果が出ないこともある

病気によっては、経過をみなければ診断がつかない場合があります。

「せっかく受診したのに血液検査だけだった」「病名は分からないって言われた」と一度の受診でガッカリせず、まずは、指示された再診日に受診しましょう。

 

この間に、ネットであれこれ調べるのもいいですが、くれぐれも勝手な自己診断をしないようにしましょう。

「○○病ではないか?」と非常に稀な病気を自分勝手に疑い、「あの病院は信用できない」「あの医者はヤブだ」と思い込んでしまったり、遠方の専門医に診てもらおうとする行為は、「賢い病院のかかり方」ではありません。

 

診察した医師に、きちんとした説明を受けることがもっとも重要なことです。

最近は、口頭だけでなく資料を使って分かりやすい説明をする病院も増えてきました。

もし、医師の説明に不満がある場合は、「先生の説明がよく分からなかったのですが」と、看護師に声をかけてみましょう。

重複診療はダメ!

診察に不満があってほかの病院で診てもらう場合は、原則としては「セカンドオピニオン」で自由診療になります。(*自由診療とは、健康保険が適応されず全額自費負担となる診療です。)

 

同じ症状で別の病院で診てもらっていることを黙ったまま病院にかかると、同じ検査や診療を繰り返すことになり、二重に保険診療を受ける「重複診療」にあたります。「重複診療」は、医療費の負担となることから認められていないばかりか、検査や投薬の重複は身体への負担にもなります。

 

どうしてもほかの病院にかかりたい場合は、現在の病院から紹介状を書いてもらい、次の病院への情報提供を依頼しましょう。

 

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