映画『バーン・アフター・リーディング』(2008年)のザックリとしたあらすじと見どころ

コメディ

映画タイトル:バーン・アフター・リーディング

原題:Burn After Reading

製作年:2008年 アメリカ

監督:ジョエル・コーエン イーサン・コーエン

 

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◆映画『バーン・アフター・リーディング』は、

ワシントンを舞台に、あるCD-ROMをめぐって、大人の男女5人が私利私欲のためにトンデモナイ事態に陥る映画。

コーエン兄弟作品らしいブラックユーモアが満載の1本です。

 

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◆キャスト

・ブラッド・ピッド(チャド)
ワシントンのフィットネスセンターで働く、完全に頭が足りないバカ男。

・フランシス・マクドーマンド(リンダ)
チャドと同じフィットネスセンターで働く中年女性。
関心事は、全身整形と出会い系サイト。

・ジョン・マルコビッチ(オジー)
CIA(をアル中でクビになる)諜報員で、問題のCD-ROMの元の所有者。

・ティルダ・スウィントン(ケイティ)
オジーの妻。アル中の夫+自分も不倫中で離婚したがっている。

・ジョージ・クルーニー(ハリー)
保安官でケイティのダブル不倫相手。出会い系でリンダとも意気投合。

 

◆映画『バーン・アフター・リーディング』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

-FocusFeatures/Photofest/ゲッティイメージズ

フィットネスセンターで働くチャドは職場で1枚のCD-ROMを拾います。
チャドはそれがCIAの機密情報ではないかと思い込み、これをネタにゆすりをかけ一儲けしようと思いつきます。

同僚のリンダはチャドに誘われてゆすりに加担。

が、この問題のCO-ROMは、CIAをクビになったオジーが怒りにまかせて書いた暴露的内容のもので、オジーとの離婚を考えている妻ケイティが離婚材料にしようと持ち出し、渡された弁護士がフィットネスセンターで落としたもの。つまり、機密情報でもなんでもない。

 

事情がまったくわからないままに2人にゆすられるオジー。

短気で話にならないオジーとの交渉に失敗した2人は、そのCD-ROMをロシア大使館に持ち込みます。

 

さらなるゆすりの材料を探すためにオジーの家に侵入したチャドは、ケイティの不倫相手であるハリーと鉢合わせ。

そこからさらにトンデモナイ事態にー。

 

――――――

 

5人の男女が、それぞれの欲を満たしたいがために、次々と事態は面倒な方向に進んでいきますが、そのほとんどの原因は誤解や思いこみによるものです。

そんなさまを、誰にも共感することなく「バカだね―」と思い続けながら見てしまう話ですが、中でも巻き込まれ具合が一番悲惨なのはオジーでしょう。

アル中で職場をクビになり、そうでなくても離婚を迫らるダメ旦那という素養はあっても、CD-ROM以降の一件に関しては、巻き込まれただけのこと。最後まで事情はよく分からなかったはず。

自身のショボいキャリア(CIAではそんなに重要ポストには就いていない)とか、ゆすりのネタが何かとか、ゆすってくるヤツらの頭のなさを冷静に考えたら分かりそうなもんなんだけど、それができないオジー。

そりゃ、妻ケイティも離婚したくなりますよって。

 

そんな可哀そうなはずのオジーですが、そう思わせない「冷静さゼロバカ」を演じ切るマルコビッチがお見事!

 

オジーのほか、この映画に出てくるのはみんな人としての何かが破綻しています。

唯一の「まともな人」は、リンダを陰ながら慕うフィットネスジム支配人のテッドだけ。

 

私利私欲にまみれた大人が繰り広げる騒動は、もっとも引っ掻き回した人が、もっとも痛みが少ない!?

そんな不条理やアイロニーが込められたコーエン兄弟らしいブラックコメディです。

 

ちなみに、お子様には説明が難しいシーンが含まれていますのでご注意を。

 

 

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