映画タイトル:ブラッド・ファーザー
原題:Blood Father
製作年:2016年 フランス
監督:ジャン=フランソワ・リシェ
映画『ブラッド・ファーザー』は、
元犯罪者の父が、音信不通となった娘を凶悪な組織から救い出すバイオレンス映画です。
主人公の父ジョンにメル・ギブソン。どこかで見たような敵の風貌、その敵をバイクの上から狙う姿。往年の『マッド・マックス』を彷彿させる1本です。
キャスト
・メル・ギブソン(ジョン・リンク)
元犯罪者 服役後、ひとりでトレーラーハウスに暮らす
・エリン・モリアーティ(リディア・リンク)
ジョンの娘 家出後、音信不通
・ディエゴ・ルナ(ジョナ・ピンサーナ)
リディアの恋人 麻薬の売人
・ウィリアム・H・メイシー(カービー・カーティス)
ジョンの友人
・マイケル・パークス
牧師
映画『ブラッド・ファーザー』の見どころと感想
(*ちょっとネタバレありです)

ボロボロのトレーラーハウスに暮らす彫り師のジョン。長い服役生活を終え、現在はアルコール依存症のリハビリをしながら静かな暮らしを送っています。
そんなある日、数年前に姿を消した娘リディアから突然の電話が。リディアはある事件に関与し、恋人で麻薬の売人であるジョナを銃で撃ってしまい、そのことがもとでギャングと警察双方に追われているという。
ジョンはそんな一人娘を守るため、ふたたび戦いの世界にー。
評)大型バイクに乗ってショットガンを構えたらー、生気みなぎるメルギブ
どうです? この父娘。 特に娘。悪い男に引っかかって犯罪の片棒を担ぎ、困ったらようやく犯罪の世界から足を洗った父に助けを求めるなんて、身勝手でしょうがっ! という怒りは、この手の映画には通用しませんけど。こんなアホな娘でも父にとってはカワイイ。しかも娘がこうなったのも自分のせいだと思うのでしょう。そのあたりの人物像は非常にスッキリしていて理解しやすい映画です。
ま、とにかく見どころはバイオレンスなアクションです。大型バイクに乗ってショットガンを構えたら、もう「更生していたのですが、急に一人娘がアレで……」なんて言い訳は無理でしょう。娘とともに自身も追われる身になってからのメルギブさん(ジョンです)は、逆に生気がみなぎって、もうギッラギラですから。
私個人としては正直苦手なジャンルの映画です。が、お目当ては悪役のディエゴ・ルナ。若い頃はアイドルみたいにかわいかったディエゴが、こんなチンピラに……。そうそうに死んだと思ったら、生きとったんかーいっ!と、楽しめた1本です。
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