映画『ブラック・クランズマン』(2018年)のザックリとしたあらすじと見どころ

コメディ

映画タイトル:ブラック・クランズマン

原題:BLACKKKLANSMAN

製作年:2018年 アメリカ

監督:スパイク・リー

 

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◆映画『ブラック・クランズマン』は、

1970年代のアメリカコロラド州を舞台に、街で唯一採用された黒人刑事が相棒とともに、白人至上主義団体KKKに潜入捜査を挑む実話(ロン・ストールワース自身による同名の原作小説)に基づいた映画です。

今なお続く黒人差別に対するスパイク・リー監督の痛烈なメッセージと、最高のエンタメは必見。

 

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◆キャスト

・ジョン・デヴィッド・ワシントン(ロン・ストールワース)
コロラドスプリングス市警初の黒人刑事

・アダム・ドライバー(フィリップ・ジマーマン)
同僚の刑事 ユダヤ系アメリカ人

・トファー・グレイス(デビッド・デューク)
KKK最高幹部

・ローラ・ハリアー(パトリス)
黒人解放活動家の女学生

・コリー・ホーキンズ(クワメ・トゥーレ)
黒人活動家

・ライアン・エッゴールド(ウォルタ―)
KKK幹部

・ヤスペル・ペーコネン(フェリックス)
KKK支部員 フィリップを疑う

・アシュリー・アトキンス(コニー)
フィリップの妻

 

◆映画『ブラック・クランズマン』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

-Focus Features / Photofest / ゲッティ イメージズ

アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署に、刑事として採用されたロン。
署内でも差別的な扱いを受ける中、潜入捜査感として黒人活動家の集会に参加します。

そこで出会った黒人解放活動家の女子学生パトリス。パトリスには自身が刑事であることを伏せたまま親交を深めていきます。

 

ロンは白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)の新聞広告に白人を装って電話をかけ幹部との面会を取り付けます。

ロンの代役としてKKKに潜入するのは同僚のフィリップ。

うまく潜入したフィリップは、徐々にKKKの幹部の信頼を得ていきます。

が、支部員のフェリックスだけは、フィリップを怪しいと感じておりー。

 

そんな中、ある黒人集会を爆破しようとするKKKの計画を知ったロンとフィリップ。

集会に参加しようとするパトリスに、刑事であることを告げ、参加しないように促すロンですが、パトリスに拒絶され、仲違いしたまま集会当日を迎えることに。

 

――――――――――

 

アメリカ社会の病巣をえぐるシビアな題材でありながら、全編に漂うスタイリッシュで痛快な「ノリ」は、さすがスパイク・リー監督です。

 

主人公ロンを演じるジョン・デヴィッド・ワシントンは、あのデンゼル・ワシントンの息子。

お父さんの出世作『遠い夜明け』(1987年)も人種差別(舞台は南アフリカ共和国)を描いた名作ですが、めちゃくちゃシュっとしていた父さんの若い頃と違い、息子は超ファンキー。

 

 

タッグを組む同僚役のアダム・ドライバーも、いまノリにノッっている実力派俳優です。

けれども、この映画で私の目を引いたのは、フリップス夫妻のヤスペル・ペーコネンとアシュリー・アトキンスです。

完全な憎まれ役ですが、切れ者で狡猾さすら感じるロンに対し、黒人に恐怖を感じている「いるんだろうなこういう白人」と思わせる不愉快さがイイ。

 

で、一部で評価を二分しているラストに流れる人種差別に対する抗議運動のドキュメント映像。この映画にこれがいるかいらないか。

正直「せっかくのポップな毒気が台無しじゃん」と、思わなくもないのですが、「この映画は単なるエンタメじゃない。今起きている現実だ!」という製作の気概を感じる部分かもしれません。

そのラストまで必見の1本です。

 

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