映画『つぐない』(2007年)のザックリとしたあらすじと見どころ

恋愛ドラマ

映画タイトル:つぐない

原題:Atonement

製作年:2017年 イギリス・フランス・アメリカ

監督:ジョー・ライト

映画『つぐない』は、

1930年代のイギリスを舞台にした、上流階級の娘セシーリアと使用人の息子ロビーとの身分違いの恋を描く恋愛ドラマです。セシーリアの妹ブライオニーの誤解と嫉妬により2人の恋はー。

原作はイアン・マキューアンの『贖罪』。クラシカルで美しい衣装や美術のほか、時間を前後させる凝った仕掛けも見どころの1本です。

キャスト

・キーラ・ナイトレイ(セシーリア・タリス)
上流階級の娘

・ジェームズ・マカヴォイ(ロビー・ターナー)
タリス邸の女中頭の息子

・シアーシャ・ローナン(ブライオニー・タリス)
セシーリアの妹(13歳) 

・ロモーラ・ガライ(ブライオニー・タリス)
18歳となったブライオニー 

・パトリック・ケネディ(リーオン・タリス)
セシーリアの兄

・ベネディクト・カンバーバッチ(ポール・マーシャル)
リーオンの友人

映画『つぐない』の見どころと感想

(*ちょっとネタバレありです)

(C)2007 Universal Studios.All RIGHTS RESERVED

1935年のイギリス。セシーリアとロビーは、令嬢と使用人という身分の違いはありながらも相思相愛の関係。小説家を夢みる妹ブライオニーもまた、密かにロビーに思いを寄せていました。そんなある日、ブライオニーは噴水のそばで口論する2人のただならぬ様子を目撃。さらに、ロビーがセシーリアに送った手紙には大人の関係が記されていることを知り、ブライオニーはショックを受けます。

姉妹の兄リーオンが友人のポールを連れて帰宅したある日のこと、ブライオニーは図書室でセシーリアとロビーの情事を目撃してしまいます。その夜、退屈さから双子の従弟が家出をしたとわかり、一同は敷地内を捜索します。そんな中、従弟の姉ローラが何者かに強姦される事件が発生。その現場を目撃したブライオニーの証言によって犯人とされたロビーは逮捕、連行されてしまいます。

4年後、第二次世界大戦のさなか、ロビーはフランスへ派兵。出征前にセシーリアと再会し変わらぬ思いを伝え合う2人。しかし、戦況は厳しくー。


前半の豪奢な屋敷を舞台にした恋愛物語から、後半は戦時下へ。引き裂かれた2人がどうなったのか、妹ブライオニーはー、ということが明らかにはなるのですが、この映画は作りが凝っているというかややこしい。見終わった後に、どこまでが事実でどこまでがブライオニーの創作なのか判然としないのです。


<この後、結末に関する記述があります>

あの強姦事件の犯人はロビーではなかった。看護師となったブライオニーは2人に会いに行き謝罪しますが、関係は修復できず。やがてロビーはダンケルクで戦死し、セシーリアもロンドンで空襲に遭う。

が、ラストで小説家となった老年のブライオニー(ずっとヘアスタイルは変わらない!) は、それを微妙にひっくり返すようなことを言う。繰り返し出てくるタイプライターを叩く音、そして、前後しながら描かれる「虚」と「実」。

大きくは、ある「虚」が引き起こした悲恋のドラマではあるものの、全体を覆うブライオニーの嫉妬の念が強くて、あれはホントに「誤解」だったのか、本心は「つぐない」のなのか、とモヤモヤしてしまうのです。

少女期のブライオニーを演じたシアーシャ・ローナンの純粋と狂気、それを硬い殻に封じ込めた青年期を演じるロモーラ・ガライもいい。キーラ・ナイトレイのコスチューム劇へのハマりの良さも堪能できるうえに、ダンケルクのシーンは戦争映画並みの仕上がり。

なんだかんだ言いましたが、見ごたえたっぷりの1本です。

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