男女の出会いのシーンで「男性に 年齢を聞かれたら 『脈あり!』」というまことしやかな情報を入手しました。
年齢を聞くということは、「恋愛対象になり得るか」の確認であり、その男性が設定した年齢枠に入っていればエントリー可能というわけ、ですよね。
オーバーエイジ枠はありますか?!
じゃないっ。
女性を年齢でふるいにかけるとは、1000年早いわ!
が、1000年も待っていられないので、早急にこの「年齢を聞かれたら脈あり情報」の真偽のほどをあきらかにしておきましょう。
男性はなぜ女性の年齢を聞くのか
男性が女性に年齢を聞くのは「恋愛対象になり得るかの確認」と前述しましたが、その真意をもっと掘り下げておきましょう。
「自分と話が合うか」の確認
男女問わず、年代によるカルチャーの違いを気にする人は多くいます。
流行り廃りが激しい昨今、5歳も違えば自分がいまだに夢中になっていることでも「ナニソレ?」「オワコン」という扱いを受けることだってあります。
つまり、「年齢が近い=話が合うかも」、という単純な期待です。
年齢が近いからといって、話が合うというわけではないと思いますが……。
ま、そこはいったん保留にしておきましょう。
人間関係の「ポジショニング」
恋愛への発展をもくろんだ男女の出会いといえども、基本は「人間関係」。
人間関係上、正しい位置取りをしておくことは、トラブル回避の大原則です。
「敬語で話すべきか」「会話の主導権を握ってもいいのか」「お金はどっちが出すべきか」
こうしたことをできるだけクリアにしておくために、男性は年齢を聞いてくる、のでしょう。
男性は案外、慎重なものです。
「身体機能」の確認
つまりアレです。
受胎可能であるかー。
自分の年齢を棚に上げて、コレを気にする男性も少なくないといいます。
そのほか、中高年になると、生活習慣病や認知機能、視力、聴力、足腰の柔軟性など、加齢に伴う変化を確認しておきたくなるのかも。
つまり、メイクやファッションで若作りしていても、ホントのところはどうなんだー、という調査です。
まったく余計なお世話ですよ、コレ。
年齢を聞かれたら 「脈あり」ってホント?
年齢を聞くことが「セクハラ」や「エイハラ(エイジハラスメント=年齢蔑視)」に問われかねない現代において、それでも年齢を聞いてくるというのは、関心があることの証。
つまり、年齢を聞かれたら「脈あり」という情報はホント!
と、考えるのは早計です。
というより、おめでたすぎです!
このご時世において、それでもなお年齢にこだわる男性というのは、相手女性の年齢を確認しないとうまく立ち振る舞うことができない「小心者」にほかなりません。
女性の年齢を聞くことで、「精神・社会・身体」のありとあらゆることを勝手に判別し、「自分に合う女性か」「自分のことを受け入れてくれる女性か」など判断しているのです。
で、ココには、年齢を聞いたうえで「ナシ!」と判断することだってあるのです。
ちっくしょー、小心者のくせにー。
思ったより上だったらナンだというんだ!
あっ、若干取り乱してしまいましたが、男性に年齢を聞かれたからといって「脈あり」とは言えないー。
「脈あり情報」はウソ、大ウソ!
ということです。
年齢を聞いてくる男性を無傷で返さない方法
さて、年齢を聞かれたら「脈あり」なんていうお花畑情報を一蹴したところで、われわれが(って誰?)が本当にやらなければならないことは、不用意に年齢を聞いてくる男性にヤキを入れることです。
年齢の聞き逃げは許さん!
「おいくつですか?」と聞かれて、まごまごしていてはいけません。
何歳であろうと隠す必要も、ごまかす必要もないのですからー。
「〇歳です」
「えっ……。あ、すごく若く見えますよねー。」
と言いつつ内心は、
(マズイ……たしかに近くで見ると年齢相応じゃん。マズイこと聞いちゃったよ。若く見えるとか言っちゃったし、気があると思われたらどうしよう、あー、よし、死んだふりをしよう)
って、とこでしょう。
軽く白目になりつつある男性の両肩を掴み、前後に揺さぶりながら声をかけます。
「大丈夫ですか! しっかりして! 頸動脈蝕知OK! 『脈あり』だわ!」
という新しい「脈あり説」はいかがでしょうか。