【メイキング】 3000文字チャレンジ 記事の作り方

【メイキング】 3000文字チャレンジ 記事の作り方

Twitterの企画で 3000文字チャレンジ というものがあります。

公式アカウントはこちら。

企画のヌシはこちらの方です。

 

出されるテーマについて3000文字以上書く! というだけのシンプルな企画ですが、書く人によってテーマの切り口がさまざまなので楽しくもあり、刺激にもなります。

「3000文字以上 画像、動画、文字装飾は禁」という制限の中で、どうやって書こうかと毎回考えるのですが、この制限をかいくぐって、どうやって記事をひねり出しているのかー。

これを公開します。(随時追加の予定です)

 

では、3000文字メイキングです。どうぞ。

 

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「3000文字以上」という制限をどう考えるか

まず、「3000文字以上で、画像、動画、文字装飾なし」をどう考えるかー。

私のブログは若干長めのものが多く、3000文字以上の記事も少なくありません。

特に長い以下の記事のように、ノウハウやハウツーものオピニオン的な記事は、情報自体が多くなるため文字量も多くなります。

 

◆『【看護師転職サイト】のキラキラ情報に注意!うまい話には裏がある』(5702文字)

◆『誰かの劣化版 ブログ にしたくなければ、もう「真似」はやめにしよう!』(4955文字)

 

これらの記事では、多い情報を見やすくするため、細かく見出しを付けたり、太字、アンダーラインなどの文字装飾を行っています。
また、中だるみしないように画像を差し込んでいます。

 

3000文字チャレンジでは、画像や文字装飾は使えないため、情報量が多くなるノウハウ系、オピニオン系の記事は書きにくいと考えました。

となると、記事のスタイルとしては「エッセイ」です。

 

自分の日常や思いを綴るエッセイで3000文字。

これは案外難しいかも、ということであれこれ試行錯誤しながら書いています。

ここからは、各記事の試行錯誤具合をご説明します。

 

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あえて「キライ」を書く 「3000文字納豆」

3000文字チャレンジに初参加となったこの記事。

 

◆『終わりなき【納豆40年戦争】』

 

初回のお題「ハンバーグ」は、肉嫌いのため参加をためらい「次なる機会にー」と胸を熱くしていたところ、2回目のお題は「納豆」! 肉よりもニクき納豆でした。

これはもう「嫌い」を前面に出して書くしかない。
「納豆苦手なんです〜」なんて生易しいものではなく納豆を撲滅する!
「納豆信奉派」との全面戦争を辞さない意気込みで書く。

という方針にしました。

 

納豆にまつわる忌々しい思い出や日常を書くことにしようと思いましたが、いい大人が嫌いな食べ物について素直に書き連ねるのも少々恥ずかしい。

そこで、主語を「私」にはせず、「少女」「立派な社会人」「物書き中年女史」に置き換えることにしました。
しかも、 これは文字数を稼ぐことにも一役買うことになりましてー。

こうして、ちょっと客観的なポジションをとることで書きやすくなりました。
まさか「ナットウキナーゼ」に自己開示を指南されるとは思いませんでしたがー。

・「なかなか見どころのある〇〇なヤツである」という一文をリフレインする
・企画主催者であるこぼり氏を軽くイジる
・看護師としての知識をチラ見せする
・青汁で脱線する
・ナットウキナーゼを擬人化する
・冒頭のフリ「騙されたと思って」を回収する

などの工程を経て『3000文字納豆』が完成しました。

 

基本!「〇〇といえば」という発想 「3000文字雑草」

「なっとう」からの「ざっそう」ってなんやねん!

って、思いましたが、この思いは他のブロガーさんによって、ものすごいことになってしまうので、この切り口で書かなくてよかった、とホッとした次第です。

 

「雑草」と聞いて何を思い浮かべるかー。
私が記事を書くときの出発点は基本ココです。

で、思い浮かんだのは「雑草魂」でした。

雑草魂で頭に浮かんだのは、もとジャイアンツの上原投手。そしてメイショウサムソン

メイショウサムソンについては、普通に書いても3000文字にはなりそうもなく、思いっきり無駄口を叩くしかない。

ならばメイショウサムソン自身に語ってもらおうー。

と思ったワケです。

 

◆『【雑草魂】メイショウサムソンは語る』

競馬を知らない人が読んで楽しめるかー、という不安もありましたが。

・インタビュー(もちろん架空です)記事に仕立てる
・メイショウサムソンには胡散臭い関西弁を使わせ、思いっきりキャラを立てる
・文字サイズで遊ぶ(3000文字のルールでは「文字装飾は禁」ですが、どこかで「黒太文字、サイズ変更は可」という文言を見た気がしたのでー、違っていたらスイマセン)

などを駆使して『3000文字雑草』が完成しました。

 

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勝手に世界観を考えてみる 「3000文字雪」

はじめてのクリスマスデートで、まつ毛についた雪を彼がそっととってくれたー、みたいな美しい雪の思い出がないので、どうすべきか考えました。

 

たまたまTVで「雪の歌の特集」があっており、これだ!とひらめいたのはいいのですが、『雪の華(中島美嘉)』とか、『雪のクリスマス(ドリカム)』などの名曲をどう取り扱えばいいのかわからない。

ならば、ぜんぜん知らない歌で、その世界観を考えてみるのもオモシロいんじゃないかー、なんてことを思いながら、寝しなにスマホでタイトルに「雪」がつく歌を検索しておりました。

「なんの歌にスッペかなー」とネッペをこいたところで、『雪次郎鴉』が目にとまりました。

「作曲:宮路オサム」ということは、この曲は間違いなく「ど演歌」。

バカは死ななきゃ アアン…アン 直らねぇ”のくだりは、もはや「イジってください!」と言っているように思えたのです。

演歌の歌詞は分量は少なくてもインパクトは大きい。イジるのにもってこいです。

「脇差」と書いて「どす」と読ませるあたりは、いやでもこちらのインスピレーションを高めます。

そこで舞い降りてきた「ドス・カラス」。 自分でもよく覚えていたなと感心した次第です。

・雪次郎はサラリーマン設定にする
・出てくる言葉をできる限り「あらぬ方向」に解釈し ”バカは死ななきゃ アアン…アン 直らねぇ”につなげる

そうやって『3000文字雪』は完成しました。

 

◆『あなたの知らない【雪次郎の世界】』

 

知らない人に説明するとしたらどうする?「2019文字ブログ」

お正月企画として2019文字以上で、となったこの回。

文字数を減らし、みんなが書きやすいであろうテーマとして「ブログ」が選ばれたそうですが、意外なことにこれが案外書きにくいものでした。

 

ブログへの思い入れがないわけでもないのですが、いい歳をした大人なので「ブログ、ウェーイ!」「ブログ、サイコー!」「ブログって無限の可能性がありますよね!」みたいなことは恥ずかしくて書けません。

書いている姿を誰に見られているわけでもありませんが、スマホやPCの中の基盤は大笑いするでしょう。

主観では書きにくい。
かといって、「ブログの歌」なんてないし、そもそも「ブログという定義」もハッキリしないじゃん。
と思いながら義実家で元旦を過ごしていたところー。

奇跡的に「ブログって何?」という素朴な疑問が、義母の口から放たれました。

 

ブログをまったく知らない人に「ブログとはこういうものです」と説明することはできるのか?
説明するとどうなるのか?

をかなりリアルに書きました。

 

◆『難問です!「ブログって何?」』

自分の考えや理解とまったく別次元にいる人の発想、発言は、記事(エッセイ)ネタの宝庫ということを悟り、『2019文字ブログ』は完成しました。

 

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軽くdisってみたかった 「3000文字チョコレート」

お題が出されたのは1月。チョコレートと聞いていやでも視野に入るのはバレンタインです。

 

「バレンタイン商戦」という商業的ムードに嫌気がさして早10数年。

チョコレートやスイーツ店の「フランス語読み」に恥ずかしさを覚える「純日本人としてのモンモンやムンムン」をぶつける格好の機会と思いました。

・チョコレートを「買う」か「作る」でいくつか(結果3つの話になりました)の話を作る
・3つの話は同じ結論「バレンタインだのチョコレートだの、そんなに大騒ぎすることじゃない。普通に買え」 という結論に至る。
・主人公は千代子(チヨコ)
・チョコレートショップや恋仲になる男性の名前がやたらと長い(スイーツ界隈に対する婉曲的なdisりです)

やたら長い名前は、それぞれの国(フランス/ベルギー/エクアドル)の人名を調べて作りました。

もしかするとフランスのどこかに、ジョルジュ・ビシェルベルジェールサンがいるかもしれません。

ジョルジュ・ビシェルベルジェールサンにも、ヴィルヘルムス・クルンペンハウエルにも、ブエナヴェントゥラ・リバデネイラにも読んでいただきたい『3000文字チョコレート』の出来上がりはこちらです。

 

◆【大人の女のチョコレート】買い方・作り方

詳しく説明するとこうなる 「3000文字みかん」

またしても、なんの思い入れも思い出もないお題です。

 

当初は、梶井基次郎の短編小説『檸檬』のパロディでも書こうかな、と思っていたのですが、思えば「レモン」って若者の挫折感とか孤独感を想起させるよな、 米津玄師も『Lemon』だしー。

それに比べて「みかん」のユルさ、手軽さってなんやねん!

「みかん」ってなんやねん!「みかん」の存在意義ってなんやねん!

みたいな思考の末、「みかん」をめちゃくちゃ詳しく説明してみよう、ということに至りました。

で、「みかん」の取扱説明書です。

・わが家で使用中の「炊飯器」の取説を参考にする
・取説にありがちな「そこいる?」というくどいほどの説明
・ありえない「故障かな?と思ったら」に身も蓋もない回答

ということで『3000文字みかん』が完成しました。

 

◆みかん『MIKAN-3000-W』取扱説明書

 

しかけは最後にあり 「3000文字月曜日」

自分ではこれが一番好きです。

 

月曜日=「憂鬱」「仕事行きたくない」というパワーイメージを完全に度外視し、「あれは月曜日のことだった」という出来事ベースで話を組み立てようと考えました。

「図書館や美術館に行こうと思ったのに、月曜日でー」ということを思い出し、オチは「月曜日は休館日です」に決まりです。

 

あとはテーマ「月曜日」を忘れたかのように「九州国立博物館」の埴輪の話を延々とー。

で、その話を「常に最善を尽くそう」という珍しくエモいメッセージでまとめた最後に、ようやく月曜日が登場、という構成にしました。

 

最後まで読んでもらわなければ討死する作りですが、極上の読み手がいる3000文字企画だからこそ、できたチャレンジです。

 

◆【埴輪は問う】最善を尽くしていますか?

 

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そう決められると書きにくい 「3000文字おすすめ」

このお題は、出されたときから悩ましかったんです。


こんなことをつぶやいているように、「おすすめ」と決められていることが、私にはとても書きにくく思えたのです。

 

さらに、こんなつぶやきまでー。

そして、なにも浮かばないままスタートの木曜日を迎えます。

企画も9回目ともなると、ほかの書き手さんのネタや切り口も気になってくるんですよね。


鮮やかな直球におののいたり、


変化球にも目を奪われたりしておりました。

 

「好きなもの」を素直におすすめできない葛藤は、すでに別に書いているので、これ以上は出そうにない。

ないっ!私にはおすすめできるものはない! 書けないときは書けない。できんもんはできん!と、開き直ったときに、「潔く謝ること」について書けはしないか、と思ったのです。

・前段のエピソードで、「自己啓発書」っぽくならないようにする
・「屁」ネタでも品位を保つ(保てているのか?)

「おすすめ」というお題をかすめた程度だし、自分としてもかなり迷走した記事なので、投稿時に「『先発・武田翔太』くらいに心配ー」と前置きをした次第です。

かなり、難産だった『3000文字おすすめ』がこちらです。

 

◆現代人は必読! 不寛容社会を生き抜く【謝罪の極意】

 

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画像が使えないデメリットからの気づき 「3000文字橋」

比較的イメージを広がらせやすいテーマです。

 

が、実際にある橋を題材にすると、読む人が、

「ふーん‥‥‥、で、その橋どこにあるんだろう?」とか、

「どんな形の橋なんだろう?」と思い、途中で検索のために離脱するのではないか、と思ったのです。

 

これは3000文字チャレンジ全般に言えることですが、画像が貼れないデメリットを無視できません。

特定の場所、施設、物をメインにすると、それがどういうものか調べたくなり、結果、ほかのサイトに離脱するリスクがある。

これを防ぐためには、説明としての画像がなくても成立するものを書こう、と。

たとえば、

・架空のもの
・多くの人が既知のもの
・イメージしやすいもの

など。

 

この気づきをうまく生かせたかどうかはわかりませんが、よくある2時間ドラマのシチュエーションを題材にこちら

 

◆絶対に行ってはいけない!【待ち合わせ場所5選】

を書きました。

 

思わぬ展開を招いた 「3000文字フレグランス」

私の3000文字チャレンジが始まって以来、最大の珍事に見舞われたのが「フレグランス」です。

 

フレグランスから想起したものは「イケない女」。
廃盤となった香水に絡めて、ある女の物語を書いたわけです。しかも、笑いナシで!

 

すると公開から2,3数日後、G様から恐ろしいメールが届き「あんなアダルティなものには広告は載せられませんっ!」と。

で、可能な対策としては次の3つ。

①この記事のみアドセンスを外す
②この記事を修正して再チェックを受ける
③この記事を削除する

もともと収益につながりにくい3000文字チャレンジだし、またこんなことがあったらイヤだし、でもあれのどこかエロいというんじゃ、乙女かっ!

と考えたあげく、この記事を非公開→削除し、次回を最後に3000文字はブログからnoteに移行することとしました。

◆優しい毒におかされて(現在はnoteで公開中です。リンクは自粛)

 

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怒りの原点回帰! 「3000文字勝負」

前回、笑いを封印した結果思わぬ災難に見舞われたので、原点回帰です。

 

競馬の名勝負を題材にしようと考えましたが、名勝負を弄るのはいかん!と思い、競馬の「勝負服」を題材に再びメイショウサムソンを登場させて書きました。

 

「3000文字橋」で得た、「多くの人が既知のもの」「イメージしやすいもの」というもっともらしい「気づき」を気づかなかったことにし、ゴリゴリの競馬ネタでブログ最後の3000文字を書きました。

 

◆【勝負服と私】メイショウサムソンは再び語る

noteに引っ越しました 「3000文字井戸」

3000文字チャレンジをnoteに移行して初めてのエントリーです。

 

私は3000文字チャレンジの中で、3000文字企画の紹介やテーマから発想の説明などをせずに、ダイレクトに本題に入るよう心がけていますが、この「井戸」は記事冒頭でそのテーマをどう扱うかを説明しています。

もし井戸がなかったら、お菊さんや貞子はどうなっていたのかー。

恐怖心に耐えながら書いたのがこちらです。

 

◆「井戸はなぜ怖いのか」

 

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価値ある不参加 「3000文字私を熱くさせたもの」

不参加です。

前に「3000文字おすすめ」の書きにくさをグダグダ言ったと思いますが、今回も同じです。

「熱くさくせたー」という切り口が決まっているものはどうにも書きにくい。

で、その熱くさせたもの(や人、できごと)が何か、というのがタイトルや記事冒頭で明らかになるのですが、これは読み手にとっては「興味ありなし」を早めに判別できるため、「読んでもらえないリスク」もそれなりにあるということ。

 

実際、私も冒頭だけで読まなかった記事がいくつかあり、あらためて「どう書くか」を考えさせられたテーマでした。

 

異次元の発想に触発された 「3000文字さくら」

歌や小説にもたくさん取り上げられている「さくら」です。

 

まず思いついたのが坂口安吾の『桜の森の満開の下』という小説。
満開の桜に「恐怖」や「破滅」の美を写した名作です。

 

「さくら」というと「別れ」とか「お花見」とか「入学卒業」とかありきたりなイメージになるところを「恐怖」や「破滅」ってやっぱりスゲーな安吾、と。

「無益な飲み会ガー」とか尖った風に言ってる人たちとはレベルが違うよね、と悪態をついたところから発想がつながりまして、「常識」や「お約束」を疑い、それを打ち破るってどいうことなのかー、について書きました。

お約束に支えられた世界に生きる「遠山の金さん」が登場する記事はこちらです。

 

◆「常識を疑え!?この桜吹雪がお見通しよ!」

 

3000文字を書く手法や時間について

この企画に限らず、書きもののネタになりそうなことは、常時スマホかPCで「Evernote」にメモっています。

 

3000文字では、大まかな構成と終着点を決めて書いていますが、初稿ではだいたい2000文字弱です。

これに、細部を凝った言い回しにしたり、小ネタを挟んだりして水増しするので、600文字を3つ用意できるネタがあれば、3000文字になるイメージを持っています。

書く時間は結構かかるほうなので、平均3時間~5時間くらいです。

 

3000文字チャレンジにはいい読み手がいる

こうやって苦しんで書いた記事は、多くの方に読んでいただいています。

そしてお褒めの言葉をいただき、幾度となく昇天しております。

 

3000文字チャレンジの素敵なところは、「いい読み手」がいるところではないでしょうか。

 

「こんなの書いても誰が読むんだろう……」なんてことを思ったら、絶対に「雪次郎」とか「埴輪」なんて書けませんって!

 

もちろん書けないときは書かなくてもいいし、「書かない」ことからも気づくことや学ぶことがあります。

「書かない」や「書けない」という思いや経験も「書く人」には必要なことかもしれません。

 

書くのも楽しければ読むのも楽しい 3000文字チャレンジ 。

 

ぜひ一度お試しください。

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