2023年1月
2000年制作の映画ってそこそこ古いよね、と思い始めた2023年。今年もいろいろあるに違いない「まんざらでもない出来事」 今月はこの3題を。
ちなみに2000年のアカデミー賞作品賞は『アメリカン・ビューティー』です。やっぱ、古いな。
日本列島に最強寒波到来(1月24日)
24日から日本列島を襲った最強寒波は各地にさまざまな被害をもたらした。
京都では電車が立ち往生。長時間にわたって乗客は車内に閉じ込められた。気分が悪くなり救急車で運ばれた人もいた。
大雪による車の立ち往生とはまた別の困難を想像する。
ほぼ満員の車内で多くの人は立ったまま。雪道とはいえ最寄りの駅まで歩けない距離ではなかったというが、JRは、”乗客の安全を考慮し”降車の判断を見送った。
その後、夜中になって降車可となったが、”降りるのは自己責任で”という言葉もあったとか。JRの判断に問題はなかったか、事後の記者会見(事故の原因は分岐ポイントのトラブル!?)で謝罪はあったものの、また一つこの国の安全に不安を抱く出来事だった。
新型コロナ、5月8日に「5類」への引き下げ決定(1月27日)
政府は新型コロナの感染症法上の分類を5月8日に季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に引き下げることを決定した。5類への引き下げにともなって、入院や外出自粛など対処の仕方が変更になる。診療は一部自己負担が発生。ワクチンは引き続き公費負担という方針。
5月8日って、まだ4ヶ月も先!?ちょっと先過ぎやしませんか?しかもそれをニュース速報で流したよね。5月8日からの話が”速報”ってー、と思いましたが、時期尚早という声もあり「屋内のマスク着用は個人の判断で」という方針にも「ハッキリ決めてほしい!」「外すのは心配」という声もあると。
けして強制ではなく、配慮、気配り、お気持ちによってこの3年間で醸成されたルール。これらを無効化していくにはしばらく時間がかかるのかもしれない。
リモートワークの活用とか、体調が悪いときに無理して出勤しないとか、コロナ禍にいい方向に変化したことはいくつかある。そうしたイイ変化はそのままに、あとはコロナ前の生活に戻る。それでいいんじゃないですかね。
そうこうしているうちに次の感染症が出てくるだろうし、過剰なルールは最小で。
岸田首相「異次元の少子化対策」で炎上(1月27日)

「育休・産休の期間にリスキリング(新たな業務で役立つスキルや知識の習得を目的とした勉強)をー」という岸田首相の発言が大問題に。自民党議員の代表質問に質問の主旨を肯定する回答を行ったもの。これに対し「育休は休みじゃない」「育児をわかっていない」と批判が殺到している。
支持率が30%を割り、もはやジリ貧の岸田内閣。「異次元の少子化対策」を掲げてはいるものの、まさか首相の理解が異次元だったとは。
少子化による人口減は大きな問題だとは思う。が、今の社会のまま子どもが増えても充分な教育や働く環境が整っていなければ、生きることに困難を抱える人が増えるだけじゃないかと思う。
今の子どもたちや子育てをしている世代の人たちが考える「生きがいを感じられる社会」が岸田首相には見えていないのではないか。ま、そういう私も見えていないけれど、もうちょっと社会インフラを整えてほしい。
防衛費?政府の方針でいくと2027年には防衛費が世界第3位になるというけれど、防衛費は第3位でも実際の防衛力はショボそうだし…。そんな未来の社会が見えてしまう。
今月のまんざらでもないまとめ
この国に対する異次元の不安感