2022年10月の「まんざらでもないまとめ」

月刊まんざらでもないまとめ

2022年10月 

記録的な円安や値上げといったお金の話にも冷え冷えさせられるこの頃。そんな今月のまんざらでもないまとめ、です。

テレ朝・玉川徹氏、レギュラーコメンテーター降板(10月19日)

テレビ朝日の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」のレギュラーコメンテーター、玉川徹氏が降板となった。先の安倍元首相の国葬で菅前首相が読んだ弔辞に対し「電通が入っている」と事実に基づかない発言をしたことが問題視され10日間の謹慎処分。謹慎明けの19日、降板を発表した。今後は取材活動や、その報告の形での出演は継続するという。

以前から問題発言の多かった玉川氏。新型コロナの感染拡大が騒がれ出した頃には、やたら不安を煽る発言を連発し、今回同様、事実ではない、事実かどうか怪しい情報でもとりあえず言い切って、あとで軽く訂正、謝罪、ということを繰り返してきた。

そういえば、一緒に世間を煽っていた岡田晴恵氏(公衆衛生学博士)は最近見かけないけれど、どうしているのだろう。ま、いいやそんなこと。

で、玉川氏。降板発表の場で本人自ら「これからは現場に足を運び事実確認をして、報告する、その基本にもう一度立ち返るべきだと考えました」と語った。

制作のプロとして基本に立ち返る、それはなによりでございます。

「反LGBT法」ロシアで成立へ (10月27日)

ロシア下院は27日、「非伝統的な性関係」に関する法律の改正案を可決した。これにより、性的少数者の報道や映画はほぼ全面的に禁止される可能性が。

かの国の事情はさておき、このニュースに対しネット上で賛同の声を上げる人がそこそこ多いことに驚いた。

”LGBTQは自然に反する”とか”社会秩序を乱す”とか”単なる性的嗜好(志向じゃなくて)とか”、そんな言い分のあげく「自分はLGBTQの理解はしているけれど、法で認める必要はない」と言う。

こうした意見には毎度毎度ムッとする。てめぇの理解なんかどうでもいいよ。あ、口が悪くなってスイマセン。私は個人の理解よりも法の整備が大事だと思うのです。ひとりひとりのお気持ちはそりゃさまざま。それはそれとして法的な権利は平等にしましょうよ、でしょう。

LGBTQの問題だけでなく、自分がどう思うかと、世の中に必要なことには開きがある。世の中に何が必要かは自分の価値観を離れないと考えられないのかもしれない、ってな。

イーロン・マスク氏、Twitter社を買収完了(10月28日)

一時暗礁に乗り上げたもののこのたび、Twitterの買収を完了したイーロン・マスク氏。言論の自由の確保、認証の強化、スパムの撃退、アルゴリズムのオープンソース化を目指し、旧体制のCEOほか幹部を解雇し上場も廃止(11月8日予定)した。

マスク氏曰く、著しい左派よりのバイアスを是正したいという。自身はリバタリアンとしながらも、世の中が左派に傾きすぎていることを懸念している、と。

私の感覚とはまったく逆だった。私は世の中が右傾化していると感じていて、中央にいたはずの自分の立ち位置はもはや左だと自認している。欧米と日本の違いというよりも圧倒的な経済力の違いが見ている世界を別モノにしているのかもしれない。

そんなマスク氏が改革するTwitter。日本への直接の影響(TwitterJapanはもとから非上場)はいかばかりか。

今月のまんざらでもないまとめ

世界は自分を中心に回っているわけではない

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