2022年3月の「まんざらでもないまとめ」

月刊まんざらでもないまとめ

2022年3月

ロシアによるウクライナ侵攻が1ヶ月を超えたが、いまだ解決の糸口が見えない状況です。
それでも季節は巡る。桜は満開となり、アカデミー賞も決まり、プロ野球も開幕した今月のまんざらでもないまとめです。

福島、宮城で最大深度6強の地震(3月16日)

3月16日23時半ごろ、福島県沖を震源地とする地震が発生があった。福島県、宮城県で最大深度6を観測し、一次津波注意報が発令された。

11年前の東日本大震災を思い出す。同じ3月、当地の人々にとっては忘れることのできない災害であり「いつなんどき」に備えていた人も多いだろう。が、備えていても停電や交通の混乱など生活への影響は大きい。

一部で長く続いた断水。その背景には水道管の耐震化が進まない実態がある。人口が減少し自治体への水道料金の収入が減少。そんななか、宮城県では4月から水道の民営化も始まるという。

水や米、あたりまえにあると思うものが不足する経験はしてきたけれど、22日に首都圏を含む一帯に出された「電力逼迫警報」には驚いた。

水や電力すらまともに供給できないこの国。何かといえば「備えろ」「控えろ」で、本当に先進国なのだろうか、と思った。

ウクライナ、ゼレンスキー大統領のディープフェイク動画流出、削除(3月16日)

混迷を極めるウクライナ情勢。そんななか、AIを使ったゼレンスキー大統領の偽動画がFBや動画サイトに投稿されているのが明らかになった。

ゼレンスキー大統領が市民らに投降を呼びかける内容のこの動画、明らかに不自然なものだったが、どこの誰が何の目的で流したのか。これも現代の戦争の姿なのだとあらためて思わされた。

フェイクかどうかを「細かく見ることで見極めよう」という姿勢はむしろ危うい。その動画だけで判断するのではなく、いろんな情報を総合して判断すべきだろう。ましてや写真や静止画で「ここが怪しい」とか「不自然だ」と言ってフェイクだナンだと騒いでは自分は幼稚でバカだと言っているようなもの。「動画」というインパクトの強い、わかりやすい媒体だけでなく、報道、データ、論考などわかりにくい媒体にも日頃から触れておき、「わからない」が引き寄せる短絡的な判断や発想をしないようにしなければと思う。

映像がいかに人の心理を操作するのか。映画技法の解説にもある。
役者が恐怖や喚起の表情を作ったり、言葉で言い表さなくとも、構図やトーン、ショットの切り替え、音楽などで見る人の狙った心理に誘導するー、これが映像表現、映画なのだと。

あ、話がだいぶそれてきたので、次の話題に。

アカデミー賞授賞式でウィル・スミスが平手打ち(3月28日)

先日の日記にも書いたこの件。世界中に大きく報じられることになり、主催者は「正式な調査」を開始するとした。

正式な調査がどんなものかはわからないけれど、あの場で手を挙げたことをお咎めなしにもできないし、原因となったクリス・ロックにも何らかの処分が下ると思われる(おそらく二度とアカデミー賞には呼ばれないでしょうが)。

ウィル・スミスを擁護できるか、できないか。欧米では「できない」が多いのに対し、日本では擁護派が多いという。で、ある投稿がその背景を「日本では女性は守られるべき庇護されるべき存在として扱われる」としたことがちょっとした話題に。

アメリカと日本の対比という大きすぎる問題にしてしまうと、どこかに違和感が出るもの。ここは一個人として、公衆の面前で失礼な発言をされたときに、愛する人を含め当事者としてどういう態度をとるべきか、を考えたい。

昨年の東京オリンピックのあと、表敬訪問先で知事に金メダルを齧られてしまった後藤選手を思い出す。スミス夫妻も苦笑いで済ませればよかったのだろうか、後藤選手も不快な表情ぐらいすればよかったのにー。他人事としてはなんとでも言える。

が、もし自分が、と思ったときに、その場だけじゃなくその後の自分自身を傷つけない態度ってどういうものだろうと考えると答えは出ない。

失礼な奴ってホントに厄介よ。

今月のまんざらでもないまとめ

最強の「備え」とはー。

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