2020年は世界中が新型コロナ一色となった1年。
例年以上に在宅時間が増えたこともあって、たくさんの映画(115作品/12月29日現在)を見ることができました。
その中から選ぶ「2020年に私が見たベスト映画」です。どうぞ。
2020年に見たベスト映画はコレ!
今年☆5つをつけた映画は以下の10作品。今年は初めて見た映画だけを選んでいます。
ではザックリとご紹介しましょう。
『ロマンティックじゃない?』(2019年)
ロマコメ嫌いの女子(レベル・ウィルソン演)がロマコメの世界に迷い込んでしまう物語。「ロマコメは虚構の世界」とわかっているからこその悲喜こもごもがロマコメ好きにはたまらない1本です。
『ミシシッピー・バーニング』(1988年)
公民権法制定直前の1964年。ミシシッピー州のある町で3人の公民権運動家が行方不明になる事件を描いた映画です。ブラック・ライヴズ・マターが大きな社会現象となった今年、必見の1本です。
『最後の追跡』(2016年)
わけあって銀行強盗を犯す兄弟と、それ追う初老の保安官を描くクライムサスペンス。西部劇的舞台に現代アメリカ社会の闇を落とし込んだ秀作です。
『レッズ』(1981年)
ロシア革命に命をかけたアメリカ人ジャーナリストとその妻の半生を描いた作品です。3時間を超えるウォーレン・ベイティ渾身の超大作。
『ブルージェイ』(2016年)
地元で再会した40代の男女を描く大人の恋物語。サラ・ポールソンとマーク・デュプラスの二人芝居がお見事な1本です。
『シカゴ7裁判』(2020年)
ベトナム戦争の抗議運動で逮捕された7人の裁判を描いた作品です。サシャ・バロン・コーエン、エディ・レッドメイン、マーク・ライランスほか豪華キャストも話題となった映画です。
『やさしい本泥棒』(2013年)
第二次世界大戦下のドイツを舞台に、本によって希望や勇気を携えていく少女と老養親らを描いたヒューマンドラマです。
『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』(2020年)
ラブレターを代筆する真面目女子エリー。が、エリーもまたその宛先の女子のことが好きでー、というコメディ。同性愛、三角関係、移民問題、文学の引用など多彩な要素が盛り込まれた世界は必見。
『ユーロビジョン歌合戦~ファイア・サーガ物語~』(2020年)
歌手になる夢を捨てられない中年男とそれを支えるキュートな彼女。夢の舞台「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」に出場する2人の奮闘を描く「泣き」も「笑い」もてんこ盛りのコメディ。
『ザ・プロム』(2020年)
落ち目のブロードウェイ役者たちが、同性愛を理由にプロムへの参加を禁止された女子を救おうと立ち上がる。メリル・ストリープ、ニコール・キッドマンら大物女優がライアン・マーフィーが手掛けるミュージカルで弾けます。
2020年マイベストワンは、『ブルージェイ』
2020年マイベストワンは、『ブルージェイ』です。

海外ドラマから火が付いた私の「サラ・ポールソン熱」を決定的にした作品です。
今年見た映画の中でもかなり地味な部類に入る映画ですが、だからこそベストワンに推したい!
次点は『ユーロビジョン歌合戦~ファイア・サーガ物語~』と『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』の2本。「多様性」を押しつけがましくなく描いた、まさに「今」の映画です。
まとめ
以上、2020年のマイベスト映画でした。来年もまた素晴らしい映画に出会えますように。