2018年10月の「まんざらでもないまとめ」

まんさらでもない 10月月刊まんざらでもないまとめ
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2018年10月。

今月も世間を賑わすさまざまな出来事やニュースがありました。その中から、「まんざらでもないこと」として私が残しておきたいニュースはこの3つです。

貴乃花親方 退職決定(10月1日)

昨年の日馬富士暴行事件に端を発し、その後弟子の暴行が発覚。一時は理事長戦にまで挑んでいた貴乃花親方は、降格処分となった後も告発状を提出するなど「相撲協会」への交戦姿勢を崩さなかったが、なぜか、いや、とうとう相撲協会を辞めてしまった。

親方が辞めるということは「部屋」も消滅する。この引き際に関しては「弟子に対して無責任ではないか」という声も。相変わらず何を言っているのかよくわからないところもある貴乃花親方なので、まったくもってスッキリしない。

でもって、政界進出もささやかれているが、世間はあの洗脳騒動を忘れてはいない。「マサル氏がー」、自分の兄をそう呼ぶ姿はかなり異様だったし、その後のメディア対応を見ていてもフツーにコミュニケーションがとれる相手なのかさえ疑わしい。

大横綱、親方、という神格化された世界の中で生きていくほうがお似合いだと思うがー、まったく余計なお世話、御免。

その後、景子夫人と離婚(2018年11月)。
現在はタレント業のほか、社団法人を立ち上げ「相撲道」を通じ青少年の育成などの活動を行っている。
最近おみかけしないけれど、お元気でしょうか……。

金足農業・吉田恒星 日ハムが一位指名(10月25日)

この夏の甲子園で一躍スターとなった金足農業のエース、吉田恒星選手。
「進学」を考えていたというが、一転しプロ入りを宣言。ドラフト会議により日ハムが指名権を獲得した。

というと、何の問題もなくー、という印象だけれど、実はそうじゃなかった。1巡目の指名はナシ。外れ1位で日ハムの単独指名だった。吉田選手の評価云々だけでなく、他の注目選手(根尾ー中日が指名権獲得、小園ー広島が同)との兼ね合いでそうなったのだろうけど、よりによって日ハムとは……。

前年の清宮幸太郎といい、メジャー行きを公言していた大谷翔平といい、ドラフトの話題をかっさらうのが上手な日ハム。栗山監督がやたらフレンドリーに挨拶に向かう姿に、今年もまたゾワゾワしなければならないのね。どうか、吉田恒星選手がハンカチの二の舞になりませんように……。

ジャーナリスト安田純平氏をめぐる自己責任論(10月23日)

シリアの武装組織に拘束されていたジャーナリストの安田純平氏が、3年4ヵ月ぶりに解放され25日帰国した。解放の経緯がハッキリしない中、世間は「自己責任議論」一色となった。国が渡航制限している危険な地域と分かっていて踏み入ったのであり、こうなったのは「自己責任」ではないかー、と。

これに対し危険を承知でも誰かが行かなければ真実が伝わらない、という「ジャーナリスト魂」。この2者がまったくかみ合うことなく、TVやネットで議論されている。

自己責任ー、と批判交じりに言わずとも自分の行動には何らかの「責任」が伴うわけで、安田氏もその擁護派も「責任はない」と主張しているわけではない。むしろ負うべき責任やリスクは充分に承知しているだろう。その上で何が起こったのか。安田氏の心身の回復を待って「冷静に聞くこと」が大事なんじゃないだろうか。

中東問題の根底には宗教や民族問題があり、日本人には理解しがたい部分も多い。フィクションだけど、この映画なんて頭がクラクラするくらい複雑だった。

今をときめく前澤友作社長のこの発言は、やっぱり「平和ボケ」なんだろうな。

平和主義国であり被爆国でもある日本が、国際社会を代表して、そうしたテーブルを用意し、そこへテロリストと呼ばれる人たちに丸腰で来てもらい、さあ冷静に話しませんかと、あなたたちの本当の目的は何なんですか?と議論の場を設けることはできないだろうか。

今月のまんざらでもない「まとめ」

・環境が異なる世界でどう生きていくか、勉強させていただきます。
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