2018年7月の「まんざらでもないまとめ」

まんざらでもない 7月月刊まんざらでもないまとめ

2018年7月。今月も世間を賑わすさまざまな出来事やニュースがありました。

その中から、「まんざらでもないこと」として私が残しておきたいニュース。今月はこの3つです。

西日本豪雨で死者200人以上、そして酷暑、さらに逆走台風

6月末~7月上旬にかけて、九州から四国、中国、近畿地方一帯に記録的な豪雨に見舞われた。
なかでも被害が甚大だった広島、岡山の両県をはじめ多くの死者が出、今なお行方不明者がいる。

今回の災害では気象庁が発表する「大雨特別警報」の深達度が問題となった。もっとも危険な状況で出される「大雨特別警報」が、各自治体や住民に充分に伝わっていなかった―、と。

私たちは「まさか避難が必要な大雨とは」と思ってしまう生き物だ。TVやネットで大雨の情報を得ていてもそこからどう行動するかは自身の判断で、その判断が命取りになることを改めて実感させられた。

そして被災地を含む北海道に至るまで全国的な酷暑。「気温35℃」と聞いてもそれほど驚かなくなったけれど、こうやって自然の脅威に鈍麻し、いざというときに行動できなくなるんだろうなー、と自戒。

極めつけは、東海地方に上陸し、その後近畿→中国地方から九州北部という普通とは「逆走」のルートをたどった台風12号。

ホントに、自然は何が起こるかわからないー、そう思う夏だった(ってまだ、酷暑中ですが)。

オウム真理教死刑囚、死刑執行(7月6日・26日)

オウム真理教による一連の事件で死刑が確定していた教祖、麻原彰晃こと松本智津夫他13名の死刑が執行された。逮捕から23年、死刑確定から12年ーである。

地下鉄サリン事件が起きたのは1995年3月20日。

当時ちょうどインフルエンザにかかって寝込んでいた私は、事件から2日後の教団施設の一斉捜査まで、食い入るようにTVを見ていたことを思い出す。

「この事件が風化することなんて絶対にない」と思っていたけれど、今回の死刑報道を見てかなりの時間が経ったことや、オウム事件を知らない世代が増えてきたことを改めて実感した。

事件後何も語らなかった麻原に対する死刑執行は、真相を闇に葬るものという見方もあるが、事件の時代性や社会背景をクローズアップして、オウム事件は特異なもの、奇異なものとして記憶に残していくべきではないと思う。

桂歌丸さん死去(7月2日)

落語家の桂歌丸氏が亡くなった。TV番組「笑点」の司会(2006年―2016年)でおなじみで、あの細身の身体から「死にネタ」にされることも多かった。

勝手に師と崇めるコラムニストの中野翠氏の影響もあって、私は一時期「落語」にハマっていた。

福岡には寄席はないけれど、笑点メンバーでもある三遊亭円楽のプロデュースで毎年「博多・天神落語まつり」が開催される。

この「まつり」のほか、以前は春風亭昇太や立川生志の独演会をよく見に行っていた。

座布団に座って扇子と手ぬぐいだけでしゃべり続ける落語は、まさに「エンターテイメント」。登場人物を演じ分け、時間の経過や距離の移動も座布団の上でやってのける。映画とはまったく別の世界だけれど、見終わった後の満足感は映画に勝るとも劣らない。

古典落語を発掘し、後世に語り継ぐことにすべてをかけてきた歌丸師匠。歌丸師匠の高座をナマで見ることはできなくなったけれど、師匠が継いだ落語の世界にまた行きたくなったな。

今月のまんざらでもない「まとめ」

・油断してはいけない
・風化させてはいけない
・笑いを忘れてはいけない
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