2018年2月もいろんな出来事がありました。
そんな中から気になるニュースをピックアップし、「まんざらでもない こと」を集めおきます。
このニュース、私はこう思います! 今月はこの3つ。
平昌冬季オリンピック開催(2月9日~25日)
今月は平昌オリンピック一色でした。
メダル候補と言われる選手たち、またそれ以外の選手たちの活躍が期待以上の感動を与えてくれました。この活躍と感動は「まんざらでもない」でもない(日本語オカシイです)ので、ここではザックリ割愛します。
わたしが注目したのはフィギュアスケートの曲目。
以前はアイスダンス以外ではボーカル入りの曲はダメ(減点対象)だったのが、2014-2015年のシーズン以降、すべての競技に解禁。これ以降、ボーカル入りの曲の使用が増えポップスやロックを使用したプログラムも増えてきました。
なかでも、昨シーズン(2016-2017年)の羽生選手の『Let’s Go Crazy』はかなり印象的でした。2016年春に急逝したプリンスの名曲で、ノリノリのロックナンバーです。
だったら『Purple Rain』とか『I Would Die 4 U』はどうですか-、と熱くなったことを思い出します。
で、今回の大会で注目したのは、フリーを「ビートルズナンバー」で滑ったイタリアのマッテオ・リッツォ選手。『Come Together』から『Let It Be』からの『Help!』という重厚なメドレーです。
入りが『Come Together』ですよ。ビートルズの最高傑作アルバム『Abbey Road』の一曲目の『Come Together』ですよ。
リッツォ選手がその『Come Together』に乗れているのかどうかよく分からないまま、後半の『Help!』へ。そこからはさらに良かった。充分に楽しませてくれました。
ほかでは、パトリック・チャンのショートプログラムの『Dust In The Wind(すべては風の中に)』
チャンのスケーティングが名曲をさらに美しくする、さすがの演技でした。
恵方巻、大量廃棄に異議!(2月4日)
節分の風物詩となった恵方巻。売れると見込んで大量生産するものの、実際は大量に売れ残り廃棄しているという。これを問題視した販売店が、チラシ「もうやめにしよう」と意義を唱えたというニュース。
節分シーズンになるとスーパーやコンビニに恵方巻が並ぶ光景はおなじみのものとなりました。ま、40代以上の人は同じように感じていると思いますが、「子供の頃に恵方巻ってあった?」です。
節分に恵方を向いて無言で食べきると縁起が良いとされる恵方巻ですが、その発祥や起源について詳しいことは分かっていません。どこかの生産業者や販売業者が仕掛けたブームのかもしれません。
大量廃棄はたしかに問題ですし、そもそも売れ残るってことは「それほど需要はない」ということでしょうか。「糖質制限」がはやる昨今、ご飯ものの消費は減り、特に寿司の酢飯は敬遠されがちです。
また、「無言で、恵方巻を1本食べきる」という食べ方はなかなか危険です。くれぐれものどに詰まらせないようご用心。
プレミアムフライデー、開始から1年(2月24日)
月末の金曜日を午後3時で仕事を切り上げ、週末を楽しもうというプレミアムフライデー。
鳴り物入りで開始され、早1年です。早めに退社するOLやサラリーマンを狙った商売もアレコレ話題にはなったけど、どう考えても定着していません。プレミアムフライデーに合わせて早期退社を実施する企業は増えていると言いますが、まだまだ少数です。
プレミアムフライデーのもととなる「働き方改革」に関しては、厚労省のデータに間違いがあることが指摘され、法案の正当性自体も疑問視されています。
「働き方改革」って聞こえはいいけど「改革」っていうには程遠い。やってることの本質は「働き方再編」で、その再編の中には「悪い方向に変わってしまうこともあるよ」じゃないでしょうかね。プレミアムフライデーでちょっとくらい早く帰れるようになったからと言って、それで「満足する」とか、「働きがいにつながる」ということにはなりません。
単に「不満」がちょっと減るだけです。
今月の「まんざらでもない」まとめ
・2年後の東京、4年後の北京もCome together!
・恵方巻も売り方改革が必要です。
・プレミアムフライデーが形骸化するくらい、エブリデー残業削減を望みます!
2020年春、新型コロナウイルスの感染拡大によって、休業やリモートワークが進み、もはやプレミアムフライデーのプの字も聞かれなくなりました。政策よりも病気が世の中を変えていくー、皮肉なものです。